【中古マンションの注意点】購入後の不満とそれを避けるための方法

【中古マンションの注意点】購入後の不満とそれを避けるための方法 マンション

中古マンションの購入時には、費用や築年数、駅からの距離などの条件のほかに、住人のトラブルなども気になるところです。

株式会社groove agentが行ったアンケートによると、中古マンション購入後の不満で最も多かった回答は、住人のマナーでした。

マナーや近隣の騒音などについては、住んでみなければ分からないところもありますが、購入前にも、ある程度調べることは可能です。

ここでは、中古マンション購入後の不満と、その事前対応策について、自身の経験も踏まえて一例を紹介します。

 

中古マンション購入後の不満

株式会社groove agentが行った『購入後に抱いた中古マンションへの不満』のアンケート結果によると、1,000人のうち364人が、マンション購入後に不満を感じていると回答しています。

不満の内容は以下のようになっています。

1位:住人のマナー

2位:近隣住戸の騒音

3位:管理状態

【出典「ゼロリノベ調べ」URL=https://www.zerorenovation.com/)】

こういった不満は、マンションの価格や駅からの距離などとは違って、住み始めて見えてくるものでもあります。

しかし実際には、その前からそのマンション内では表面化していた問題でもあった筈です。

住人のマナーも、騒音や管理状態も、問題を起こしているのはそのマンション内の一部の人、あるいは管理人であり、それ以外の圧倒的多数の居住者は、それらを以前から不満に思っていた筈です。

そのため、事前にこうした居住者の不満を確認することができたら、上記のような失敗は防げた可能性があります。

 

購入後の不満を避ける方法

購入後の不満を避けるためには、実際に住んでいる人に話を聞いてみるのが一番です。

しかし、何のツテもなく、いきなりそのマンションの住人の家を訪ねて話を聞くのは、非常にハードルが高い行動です。

そこで狙い目なのが、ママ友などがマンションの玄関先で立ち話をしているところに行って、何気なく話しかけるという方法です。

 

急にヒアリングを始めると警戒されますので、まずは「こんにちは」と、普通に挨拶から入れば、先方もマンションの住人かなと思って、挨拶を返してくれる筈です。

その段階で、まともに挨拶が返ってこないようであれば、そのマンションを買うのは即刻辞めた方が良いという判断にもなります。

ここは、第一のチェックポイントになっているとも言えます。

 

あまり多人数で会話しているところに入っていくのは抵抗ありますが、少人数で雑談をしているような場合には、比較的話しかけやすいかと思います。

そして、「このマンションがとても気に入って、購入を考えているのですが、住み心地はどうですか」と言った感じで、まずは『このマンションが気に入ったので住みたい』というところを素直に表現した方が、受け入れられやすいと思います。

既にそのマンションに住んでいる人にとって、そこが気に入られたという話は、悪い気になるものではありません。

まずは、どこが気に入っているのかなどを話題にすることで、話を円滑に始められる可能性があります。

そして、そのマンションの良いところの話をしたついでに、『実際に住んでいて気になっていることを聞く』といったスタンスをとった方が、自然にいろんなことを話してくれる可能性が高まります。

 

ママ友同士の立ち話を狙うのが良いのは、子育て世代の母親は、比較的マンションにいる時間が長く、マンション内の問題を良く把握しているという点と、一旦話し出すと、いろんなことを話してくれる傾向にあるという点です。

 

居住者に直接話を聞くことは、マンションの問題点を事前に把握し、購入後の不満を防ぐことが可能になるほか、そのマンションの雰囲気を感じることができるという点でもメリットがあります。

 

まとめ

中古マンション購入後の不満と、その対応策について例を紹介しました。

購入後の不満を避けるためには、実際に住んでいる人に話を聞いてみるのがもっとも効果的な方法です。

ただし、話を聞くのに勇気がいると言った人や、時間がとれないと言った人もいると思います。

そんな人のために、最近では購入予定物件の隣人・近隣の調査を行ってくれる会社もあるようです。

マンションや土地といった不動産購入時に、近隣トラブルが心配な人は、そういった会社に依頼するのも、ひとつの方法と思われます。

 

関連情報 ⇒ マンション購入時の注意点【必ず確認すべき防災リスク】



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