昨年、身内の家でキッチンのリフォームを行ったのですが、そこに取り付けた製品は、ショールームの展示品を安く手に入れたものでした。
ショールームでは、時々展示品の入れ替えを行いますが、その際、それまで展示していた商品を格安で処分することがあります。
そのため、そういったタイミングにうまく合えば、欲しい製品を格安で入手できる場合もあります。
しかし、そんなに都合よく、欲しい製品の入れ替わり時期に出合えるわけでもありません。
ここでは、ショールームの展示品を安く手に入れた経緯を紹介します。
製品を選択するにあたり条件としたこと
今回の場合は、もともと欲しい製品の展示が入れ替えになるタイミングを狙っていたわけではありません。
検討していた複数の候補の中で、たまたま入れ替えになる展示品が発生したため、『安く手に入れられるのであればそれにしよう』ということになっただけです。
ただ、展示品をそのまま引き受けるので、必ずしも自身が考えていた仕様やオプションになっているわけではありません。
また、多少の汚れやキズもあります。
そこはやむを得ないところです。
それでも『格安になるのであれば展示処分品を入手したい』と思う人も多いのではないかと思います。
その場合、あまり使用する製品を限定せずに、選択の幅を広げて考えておいた方が、可能性は広がります。
また、展示の入れ替えは、そんなに頻繁に行われるわけではないので、そういった製品を望むのであれば、長期的なスパンでリフォームなどの計画を考える必要があります。
そして、選択肢を広く持ちながらショールームをこまめに訪れていると、製品の入れ替え情報などを早い段階でキャッチできる可能性が高くなってきます。
メーカーとのやりとり
今回の場合は、最初から展示品の入れ替えタイミングを狙っていたわけではありませんが、それでもショールームに何度も行って、候補となる製品の絞り込みや仕様、オプションの選択、確認などを行っていました。
そして、いくつものパターンで見積を作成しているうちに、展示品の入れ替えの情報を入手することになり、展示品を利用すれば、これまでの見積よりも格安で同等の製品を入手できることが分かったわけです。
つまり、それまでに候補となる製品の見積額を把握していたので、それが展示品に入れ替わったときにどれだけ安くなるのかをすぐに判断できたということになります。
ただ、多くのメーカーでは、そもそも新品の製品であっても、定価と見積額には大きな差があります。
一般的には、製品の見積額は定価の半額程度となります。
ですから、本来の見積額を知らずに展示品の価格だけを見ても、実際にどれだけ安くなるのか良く分からないことになります。
新品の製品の見積額をしっかり把握したうえで、展示品の価格がどれだけ安くなるのかを理解する必要があります。
また、展示品の場合には、一旦解体して運搬し、再度組み立てるといったように、新品よりも余計にコストが発生する部分もあります。
そのため、この段階では、施工会社の見積を含めてトータルでどれだけ安くなるのかといったことを確認する必要もあります。
なお、施工会社が決まっていない場合には、メーカーから紹介して貰うこともできます。
メーカーから紹介して貰える施工会社は、そのメーカーとの関係が強く、そこの製品を扱った実績も多いので、例えば、キッチンなど特定の部分のリフォームだけを行う場合には、紹介された会社に依頼するのは好都合です。
展示品を格安で入手するために
展示品を格安で入手できるかどうかは、タイミング次第ということになりますが、それでもその可能性を広げておくことはできます。
そのためには、例えば、次のような方法が考えられます。
- 使用する製品を限定せずに、選択の幅を広げて考える。
- 候補となる製品の見積額を把握しておく。
- ショールームをこまめに訪れ、情報収集を行う。
それでも、必ずしも採用したい製品が都合よく展示の入れ替え時期にあたり、さらにそれを確実に安く入手できるというわけではありません。
どちらかというと、普通に製品を選んでいく中で、『そういったタイミングに巡り合えば、それも選択肢とする』程度に考えていた方が良いのかもしれません。
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なお、ネット上で展示処分品を販売しているサイトもあります。
ただ、リフォームなどで使用する場合には、現場の条件に問題なく適応できるのか不明な場合もあるようですので、施工会社に十分に確認してもらうなどの注意が必要となります。
以上、ショールームの展示品を格安で手に入れた経緯を紹介しました。
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