セミリタイアは、自分の時間を優先しながら適度に仕事も行うというライフスタイルです。
仕事を完全には辞めたくない、あるいは完全に辞めるわけにはいかないけれども、自分の時間をもっと確保したいという人にとっては、非常に合理的な生活スタイルです。
自分は現在、セミリタイア生活の2年目ですが、セミリタイアは非常に自分に合ったスタイルであり、『良いことしかない』というのが実感です。
セミリタイアして後悔したようなことは基本的には無いのですが、あえてひとつ挙げるとすれば、『若い頃から計画的に資産形成をしておけば良かった』ということです。
これは、セミリタイアに対する後悔とは少し違うのかも知れませんが、若い頃からしっかり資産形成をしておけば、もっと早く、そしてもっと安定的にセミリタイア生活を送ることができたのではないかと思っています。
セミリタイア後の収入
自分の場合、セミリタイア後の収入は、フリーとしての仕事と投資による収益により成り立っています。
今のところ、その収入の範囲で支出を賄うことはできています。
しかし、フリーの仕事の収入は一定ではないので、今後もこのまま資産を切り崩さずに生活できるという保障はありません。
仕事だけで年間支出分を確保するほどの収入を得ているわけではありませんし、そもそも、そんなに仕事をしようとは思っていないからこそセミリタイアを始めたので、投資による収益はセミリタイア生活を安定させる大きな要素になっています。
早く始めるほど有利な資産形成
自身の例で言うと、セミリタイアを始める少し前の段階で投資を始めたので、いわゆる複利効果の恩恵を十分に得られていない状況にあります。
複利効果とは、投資で得た利益を投資金額にプラスして運用し続けることで、利益がさらに利益を生む効果のことを言います。
例えば、毎月3万円ずつ積み立てを行い、年間5%の複利で運用した場合、元本は15年後に『3万円×12ヶ月×15年=540万円』になります。
そして、それに対する収益は下のグラフの『15年目』のところに示すように260万円以上となり、合計で800万円以上の資産をつくることができます。
(金融庁資産運用シミュレーションを基に作成)
同様に30年後には、元本が1,080万円であるのに対して1,410万円以上の収益が発生し、合計で元本の倍以上となる約2,500万円の資産が形成できることになります。
この例で言うと、15年目から30年目の15年間で元本は単純に倍になるのに対し、収益の方は約5.4倍となっており、複利効果によって収益が加速度的に増えていることになります。
『複利は人類最大の発明』とアインシュタインは言ったそうですが、複利の効果は長期間運用するほど大きくなるので、できるだけ早い時期から資産運用を行うことが、多くの利益を得ることにつながります。
若い頃から資産形成を意識して、計画的に運用することができたら、どんなにセミリタイア生活が安泰であっただろうかと、今更ながら思います。
セミリタイアを行うかどうかに関わらず、できるだけ早く資産運用を始めることをお勧めします。
参考図書です。⇩
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難しいことはわかりませんが、マンガと図解でお金の増やし方を教えてください! [ 山崎元 ]
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