セミリタイアは生涯自分のペースで仕事を続けることができる生活スタイル

【当サイトはアフィリエイト広告を利用しています】

セミリタイアは生涯自分のペースで仕事を続けることができる生活スタイル セミリタイア

セミリタイアは、自由な時間と仕事の時間とのバランスをとった生活スタイルです。

セミリタイアを始めると、多くの場合は、自由な時間が増える代わりに、収入が減少することになります。

どちらかと言うと、収入がある程度減少しても、自分の時間を確保しようというのがセミリタイアを始める際のスタンスかと思います。

しかし、自分の時間と仕事の時間を適度にバランスをとりながら生活することは、その意思があれば、生涯にわたって続けていくことも可能です。

 

ここでは、セミリタイアの視点として、『収入の減少と引き換えに自分の時間を確保するもの』ということだけでなく、『生涯自分のペースで仕事を続けていくことができる生活スタイルともなり得る』ということについて示したいと思います。

 

定年後の働き方に関する調査

定年退職を控える50代の男女に行った『定年後の働き方に関するアンケート調査(株式会社 ガネット調べ)』によると、「定年後も働きたい」と回答した人は、約7割を占めており、そのうち、「継続雇用制度(本人が希望すれば定年後も引き続いて雇用する制度)を活用したい」と考える人は、約9割を占めています。

また、『定年後に働かないことに不安を感じるか』という質問に対しては、8割以上「不安に感じる」と回答しており、その理由としては「老後の生活資金」が最も多く、次いで「社会とのつながりが絶たれる」「生きがいを見失ってしまう」となっています。

 

継続雇用制度の状況

上記のとおり「定年後も働きたい」と回答した人のうち、約9割が継続雇用制度を活用したいと考えていますが、多くの場合は、定年前と定年後で、仕事上の役割や収入は大きく変わります。

日本経済新聞の調査では、再雇用で働いている人のうち、半数以上が責任ある地位から外れており、年収については、定年前の6割程度と回答した人が最も多く、次いで5割程度4割程度となっています。

 

つまり、多くの人が「老後の生活資金」が心配なために定年後も働きたいと考えている一方で、定年後の収入は、定年前の半分程度になっているという状況にあります。

 

平均給与から見る定年後の収入

国税庁の『民間給与実態統計調査』によると、年齢階層別の平均給与は、55歳~59歳518万円となっています。

この平均給与を基にすると、55歳~60歳までの5年間の収入は、518万円×5年=2,590万円となります。

例えば現在の定年が60歳で、65歳まで継続雇用制度を活用できる会社の場合、継続雇用期間の給与が定年前の半分程度だとすると、その5年間で得られる収入は、2590万円÷2=1,295万円となります。

 

生涯自分のペースで仕事を続けるための選択肢となり得るセミリタイア

一方、セミリタイアした場合の収入を、仮に以下の条件で考えてみます。

  • 55歳でセミリタイア
  • 収入は10万円/月 ⇒ 120万円/年
  • 55歳から80歳まで25年間セミリタイアとして仕事を続ける

そうすると、この25年間での収入は、120万円×25年=3,000万円となります。

これを、上記の継続雇用の場合と比べてみます(退職金を除いた55歳~80歳までの仕事による収入)。

・55歳でセミリタイア ⇒ 3,000万円

・定年60歳 →継続雇用 65歳 ⇒ 2,590万円+1,295万円=3,885万円

実際には、セミリタイアをすることによって退職金が満額より少なくなったり、受給できる年金が減少することもあります。

しかし、セミリタイアして自分の時間を優先的に使った場合でも、継続雇用した人の収入と比べてみると、極端な違いは無いとも言えます。

また、セミリタイアで生涯にわたって仕事を続けることは、収入面だけでなく、社会とのつながり仕事でのやりがいの維持、あるいは頭と体の健康という面でも大きな意味があります。

そして、何よりもセミリタイアの大きなメリットは、適度に仕事をしながらも、元気に体が動かせるうちに自由な時間を十分に確保できるというところにあります。

 

自分の時間を確保するために仕事の量を減らすということだけでなく、生涯自分のペースで仕事を続けるための選択肢としても、セミリタイアを考える余地はあると思います。

 

まとめ

セミリタイアは、生涯自分のペースで仕事を続けていくことができる生活スタイルにもなり得るといったことについて示しました。

継続雇用制度を活用すれば安定的な収入確保は望めますが、それまでと同様に会社に拘束されながら、収入は半分程度になってしまうことを考えると、セミリタイアによって適度に、そして長期に仕事をしていくという選択もあって良いのではないかと思います。


コメント

タイトルとURLをコピーしました