【セミリタイアのタイミング】 バケットリスト(死ぬまでにしたいこと)の実現

【セミリタイアのタイミング】 バケットリスト(死ぬまでにしたいこと)の実現 セミリタイア

会社に拘束されずに自分の時間を有効に使いたい と考える人にとって、セミリタイアはひとつの選択肢となります。

やりたいことがあるのに、「会社に時間をとられているため、なかなかできない」といった不満や、「 このまま定年まで働いた後に、やりたいことをやる体力が残っているのか」という不安を持っている方も多いと思います。

しかし一方で、「今セミリタイアをしてしまって本当に良いのか、後悔しないだろうか」という心配をしている方もいると思います。

そこで、ここではバケットリスト(死ぬまでにしたいことのリスト)と、それを実現するためのセミリタイアのタイミングについて例を示したいと思います。

バケットリスト(死ぬまでにしたいこと)

自分が死ぬまでにしたいことをリストアップしたものを、『バケットリスト(Bucket List)』と言います。

『死ぬまでにしたい100のこと』などとも言われ、それを書き留める専用のノートも発売されています。

バケットリストを作成すると、やりたいことや、それをいつやるべきかが明確になります。

また、それを実現しようとする意欲や計画性も出てきます。

 

バケットリストの例

バケットリストに記載する内容やその数は、人それぞれ自由であり、日常的なことから実現が難しい壮大なことまで、様々な項目が考えられます。

例えば、映画『最高の人生の見つけ方(原題はThe Bucket List(バケットリスト)』では、余命6ヶ月を宣告された2人が、

・見ず知らずの人に親切にする

・泣くほど笑う

といった身近なことから、

・スカイダイビングをする

・ピラミッドを見る

といったようなことをリストにしています。

そして、それを実現させようと人生最後の旅に出るというストーリーになっています。

この映画は、自分の時間を確保するためにセミリタイアしようとする人にとって、参考になるものと思います。

最高の人生の見つけ方 [ ジャック・ニコルソン ]

バケットリストの作成方法

やりたいことの列挙

バケットリストの作成は、基本的には、死ぬまでにしたいことを書き出すというだけです。

『死ぬまでに』という言葉があると多少大げさになりますが、要するに、やりたいことを好きな数だけ書くということになります。

趣味、仕事、家族、健康など、いろんなことが考えられますが、まずは実現性が高いか低いかを考えずに、思うままに書き出します。

 

それぞれの項目の実施時期を設定

次に、リストの項目について、それを実施する時期を設定します。

リストの中には、『時間的にいつまでに実現しなければ意味がない』とか、『年齢的に何歳までがタイムリミット』といったものがあると思います。

例えば、体力的にハードなものは、年をとってからでは難しいですし、家族や親など、自分以外の人に関わることについては、その人の年齢やタイミングも考慮する必要があります。

また、例えば英語を勉強したいとか、本をたくさん読みたいといったことであれば、年をとってからでもできそうですが、それを何かに活かそうと思うのであれば、早い時期に実現させなければなりません。

このように、リストに書かれた項目を、いつまでにやりたいか、あるいはいつまでにやる必要があるかを、自分の年齢に合わせて設定していくことになります。

 

バケットリストに基づくセミリタイアのタイミング

セミリタイアの視点に基づく分類

実施する概ねの年齢ごとにバケットリストの項目を整理すると、「このまま会社にいたのでは、とても時間がとれない」あるいは、「定年まで待っていると、年齢的に実現が難しい」といった内容のものも出てくると思います。

そこで、やりたいことを実現するために、セミリタイアによって自分の時間を確保することが選択肢として考えられるようになります。

セミリタイアの視点でバケットリストを分類すると、以下の①~④のようになります。

①セミリタイアをするかしないかに関わらず実現可能なもの

②セミリタイアをしないと実現できないもの

③会社にいないと実現できないもの

④セミリタイアをするかしないかに関わらず実現が難しいもの

 

セミリタイアのタイミングの判断

上記の4分類のうち、①と④については、バケットリストの実現性にセミリタイアが関係しませんので、ここでは置いておきます。

残る②と③のうち、セミリタイアを考える人は、②の分類に多くの項目が含まれることになっていると思います。

そこに③の要素がまったくないのであれば、早い段階でセミリタイアをすべきと言えます。

一方、収入の面や、今の仕事に関することでは、会社にいないと実現できないこともあります。

そのように、②と③が混在している場合は、会社にいなければできないことを実現した段階で、セミリタイアを始めるのがベストのタイミングと言えます。

しかし、実際には会社でやりたいことをすべてクリアするだけで相当な時間を要してしまうことが考えられます。

そこで、会社にいなければできないことと、セミリタイアしなければできないことの中で、優先順位をつけることが必要になってきます。

優先順位をつけることにより、『ここまでやったらセミリタイアをする』というタイミングが見えてくることになります。

そして、セミリタイアの必要性や、セミリタイアして何をするのかといったことも、改めて認識できるようになります。

バケットリストを作成すると、今まで抽象的に考えていたことが整理され、どのタイミングで何をすべきかを明確にすることができるようになります。

 

まとめ

バケットリストの作成は、やりたいことや、それをいつやるべきかを明らかにするのに有効です。

そして、セミリタイアを考える際に、どのタイミングで行うのが良いのか、あるいは、セミリタイアをすること自体が良いのかどうか、といったことも改めて認識できることになります。

バケットリストを適正な判断に役立てて頂けたらと思います。

 

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