50代でセミリタイア生活をはじめました。
セミリタイアに関する記事の画像には、何故か南国のビーチでゆったりしている絵や写真が良く使われています。
そういった効果もあり、セミリタイアは、さぞかし優雅な生活なのだろうと想像されている方もいるのではないかと思います。
しかし、日常的にそんな生活をしている人は、おそらく存在しないのではないかと思います。
セミリタイア生活をしている人の一部には、十分な貯蓄がありながら趣味で仕事をしているような人もいますが、一方で支出を極限まで抑えてギリギリで生存している人もいます。
セミリタイアは、あくまで生活の形を指している言葉なので、その中には当然のように裕福な人もいれば、そうでない人もいることになります。
ここでは、セミリタイアが必ずしも羨ましがられるような優雅な生活であるとは限らないこと、そして支出を許容範囲内にさえすれば、いつからでも始めることが可能であることについて触れたいと思います。
セミリタイアを始める時のスタンス
セミリタイア生活を始める際に、「十分に貯蓄ができたので、明日からセミリタイアでも始めようかな」と言って始める人は少ないと思います。
多くの場合は、会社などに拘束されずに時間を使うこと、また、自分自身で仕事と自由な時間のバランスをとることを求めてセミリタイアを始めるのだと思います。
そして、「十分な貯蓄ができること」よりも「自由に時間を使うこと」に対する思いが先行してセミリタイアを始める というのもあり得ることです。
どちらかと言うと、金銭的な優雅さよりも、時間の使い方の優雅さを獲得していると言った方が良いのかも知れません。
一定の支出内で生活すると決めてしまえばいつでもセミリタイアは可能
セミリタイアを目指す際、今までの支出を変えずにいようとすると、一般的には必要な貯蓄を確保するまでに相当な時間を要することになります。
一方、金銭よりも時間の使い方を優先させようとする場合は、それとは逆に「セミリタイアをするために支出をいくら以内にする必要がある」という条件が決まってくることになります。
その許容支出額は、これまでの生活と比べると、一般的には大幅な抑制が必要となります。
しかし、その支出抑制が実現可能な範囲であるならば、すぐにでもセミリタイアに移行することは可能となります。
現在の貯蓄とセミリタイア後に見込まれる収入を踏まえ、セミリタイア後に支出可能な枠を維持できると判断できれば、決して優雅なではないにしても、充実した時間の使い方を手に入れることができるようになるわけです。
生きていくうえで何を最優先するか
実際には、お金も時間も重要なので、あまり極端な行動に走るわけにもいかないのも現実です。
ただ、そのバランスの配分は人によって違うので、結局は自分の中で、『生きていくうえで何を最重要と考えるか』によって、行動が決まってくるのだと思います。
「配られたカードで勝負するしかない」というスヌーピーの名言がありますが、自分が置かれた環境の中で、何を重視し、どのように配分するのかを決断していくしかないのだろうと思います。
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