内窓(二重窓)補助金の例 YKK APプラマードU/マンションリフォーム

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内窓(二重窓)補助金の例 YKK APプラマードU/マンションリフォーム マンション

 

マンションをリフォームしました。

その際、断熱性を高めるために、窓には内窓を設置しました。

 

一般的にマンションの場合、外部に面する窓は共用部となるので既存の窓を改修することはできません。

そのため、窓の断熱性を高めたい場合には、既存の窓の内側にもうひとつ窓を設置する方法をとることになります。

 

断熱性を高めるための窓のリフォームは、条件に応じて公的な補助を受けられる場合があります。

内窓の設置についても、その補助対象となり得ます。

 

窓のリフォームに対する補助は、一部自治体で行われているものもありますが、全国どこでも利用することができるのが、経済産業省・環境省の『先進的窓リノベ事業』、あるいは国土交通省の『こどもエコすまい支援事業』です。

このふたつの補助は、同時に受けることはできないため、少しでも多くの補助金を受け取りたいと思う場合には、それぞれの条件を確認し、自分にとって有利な方で申請を行う必要があります。

また、申請は自分自身で行うことができるわけではなく、補助事業の申請を行うことができる『登録事業者』から行うことになります。

そのため、補助を受けたい場合には、その事業に登録されている事業者にリフォームを依頼しなければなりません。

 

このように、補助申請はいかにも役所的でわかりにくいシステムになっていますので、ここでは今回行ったマンションリフォームを例として、補助を受ける流れを紹介したいと思います。

 

マンションリフォームでの内窓設置に対する補助

上述のとおり、断熱性向上を目的とした内窓設置における国の補助には『先進的窓リノベ事業』と『こどもエコすまい支援事業』があります。

両事業とも、その事業に登録された製品を使用することが条件となっています。

なお、今回のリフォームで使用したプラマードUは、『先進的窓リノベ事業』にも『こどもエコすまい支援事業』にも登録されている製品です。

 

また、両事業とも、申請する補助額の合計が5万円以上にならないと補助が受けられません

例えば、『先進的窓リノベ事業』と『こどもエコすまい支援事業』に分けて申請をしたいという場合には、それぞれの事業とも、単独で補助額が5万円以上となる必要があります。

なお、補助額は対象製品の性能とサイズにより決まることになります。

 

YKK APプラマードUにおける対象製品

YKK APの内窓であるプラマードUの断熱グレードには、以下の4タイプがあります。

  • 単板ガラス
  • 複層ガラス
  • Low -E 複層ガラス
  • Low -E 複層ガラス ガス入り

プラマードUの断熱のタイプ

 

【単板ガラス】

単板ガラスは、通常の1枚ガラスです。

既存の窓に単板ガラスの内窓を設置した場合、結露が発生するのは外気温が0℃以下になった段階からとなります。

 

【複層ガラス】

複層ガラスは、二重になったガラスの間に乾燥した空気を閉じ込めているものです。

既存の窓に複層ガラスの内窓を設置した場合、結露が発生するのは外気温がマイナス8℃以下になった段階からとなります。

 

【Low -E 複層ガラス】

Low -E 複層ガラスは、複層ガラスに金属膜を貼ることによって、より断熱性を高めているものです。

既存の窓にLow -E複層ガラスの内窓を設置した場合、結露が発生するのは外気温がマイナス12℃以下になった段階からとなります。

 

【Low -E 複層ガラス ガス入り】

Low -E 複層ガラス ガス入りは、Low -E 複層ガラスの中間部の層に空気の代わりにアルゴンガスを閉じ込めているものです。

Low -E 複層ガラス ガス入りの内窓を設置した場合は、Low -E複層ガラスの内窓を設置した場合よりもさらに10%程度、熱の移動を抑制する効果があるとされています。

 

YKK APプラマードUの各タイプの補助額

上述したように、補助額は対象製品の性能とサイズにより決まります。

プラマードUの場合には、『Low -E 複層ガラス ガス入り』の性能が最も高く、『単板ガラス』の性能が最も低くなるので、補助額もこれに応じたものになります。

 

また、国土交通省の『こどもエコすまい支援事業』では、リフォームを行う建物が立地する地域によっても補助額が変わります。

これは、北海道や東北、あるいは標高が高い場所などの極端に寒い地域の場合には、性能の高い製品でないと断熱効果が十分に得られないことによるものです。

 

そのため、同じ製品であっても地域によって補助額に違いが発生することもありますが、ここでは極端に寒い地域以外(東北地方以北などの寒冷地以外)での適応を例にとり、YKK APプラマードUの各タイプの補助額を示すことにします。

 

【先進的窓リノベ事業の場合】

先進的窓リノベ事業の場合の補助額

経済産業省・環境省の『先進的窓リノベ事業』の場合には、上の表のとおり、『Low -E 複層ガラス ガス入り』または『Low -E 複層ガラス』といった断熱性能が高い製品を使用した場合に限って補助を受けられることになります。

 

【こどもエコすまい支援事業の場合(東北地方以北などの寒冷地以外)】

こどもエコすまい支援事業の場合(東北地方以北などの寒冷地以外)の補助額

国土交通省の『こどもエコすまい支援事業』の場合には、上の表のとおり、プラマードUの各タイプとも補助対象となります。

 

両事業の補助額を比較して見ると、『Low -E 複層ガラス ガス入り』または『Low -E 複層ガラス』といった高性能な製品を使用する場合には、『先進的窓リノベ事業』を利用して補助申請をした方が有利であることがわかります。

また、『複層ガラス』または『単板ガラス』を使用する場合には、『こどもエコすまい支援事業』で申請をしないと補助が受けられないことがわかります。

 

内窓設置工事で確実に補助金申請をするために

上記では、今回のリフォームで使用したYKK APのプラマードUを例にとって内窓の補助額を示しましたが、それ以外の会社の製品でも補助を受けられる内窓は多数あります。

そのため、使用したい製品がある場合には、それが補助対象になっているものかどうか、個別に調べる必要があります。

 

また、『先進的窓リノベ事業』は、窓の断熱性向上を対象としたものですが、『こどもエコすまい支援事業』は、それ以外にも多くの補助メニューがあるので、窓以外のリフォームを行う場合にも利用することができます。

どちらの補助事業も、補助額が5万円以上にならないと申請ができないため、リフォームの内容や規模に応じて両事業に分けて申請するか、あるいは一方だけで申請するか、有利な方法を試算することが必要となります。

さらに両事業とも、それぞれの事業の登録事業者から申請を行うことになっているので、補助を受けたい場合には、その登録事業者を探してリフォームを依頼する必要があります。

 

このように、補助申請が非常に複雑で分かりにくいシステムとなっているので、どういった手順でリフォームを行ったら良いのか悩んでしまうかもしれません。

そういった場合には、まず使用したい製品を決め、そのメーカー(今回の場合はYKK APでしたが、それ以外のメーカーでも同様です)に相談するのが確実な方法ではないかと思います。

その製品を扱っているメーカーに直接確認すれば、各製品の機能、あるいはそれがどれだけの補助を受けることができるものなのか といったことは、すぐに分かります。

また、補助申請を行うことができるリフォーム会社をメーカーから紹介してもらうことも可能です。

 

採用する製品を実際に見て決めるという意味でも、確実に補助金申請を行うという意味でも、各社のショールームを見て回り、直接確認することが最も有効な方法ではないかと思います。

 

以上、今回のマンションリフォームで採用したYKK APプラマードUを例にとり、補助を受ける流れを紹介しました。

参考)マンションリフォームで補助金対象となったもの

 





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