マンションのリフォームを行い、浴室をシャワールームに変更しました。
もともとは、1.6m×1.6m程度の浴槽付きのバスルームでしたが、それを1.6m×0.75m程度のシャワールームにしています。
浴槽をなくしてコンパクト化したので、従来の浴室面積のままリフォームするよりもコストを抑制することができました。
また、残りの空間については、狭かった脱衣所を広げ、ランドリースペースとして利用することにより、有効活用を図ることもできました。
ここでは、浴室、脱衣所のリフォームの状況と、浴槽付きバスルームからシャワールームに変更したことによって抑えられたコストについて紹介したいと思います。
リフォーム前の浴室の状況
リフォーム前の浴室及び脱衣所は、下の図のようになっていました。

リフォーム前の状況
浴室はマンションに良くある1.6m×1.6m程度のユニットバスで、その半分が浴槽、半分が洗い場です。
脱衣所も1.6m×1.6m程度の広さですが、柱があるのでその分、狭くなっています。
柱の隣に洗面台があり、実質的に残りの空間は通路となるので、着替えやタオルなどを置くことができるスペースは非常に限られていました。
また、洗濯物を干すためのランドリー空間をとるような余裕もありませんでした。
なお、リフォーム前の洗濯機置場は、脱衣所と離れたキッチン横にあったため、使い勝手はあまり良くありませんでした。
浴室をシャワールームにするにあたって
浴室をシャワールームにするにあたっては、浴槽はもちろん、その他の細かい部分についても、その必要性を再考しました。
一般的にも、近年では浴槽を利用しない傾向が高くなってきているようで、日本人の約半数は、入浴時にシャワーだけを利用しているということです。
もちろん家族の中に、お湯に浸からなければ気が済まないという人がいる場合は、リフォームの際にも浴槽は必要だと思います。
しかし家族中で、ほとんどシャワーしか使わない、あるいはシャワーだけでも良いという場合には、思い切って浴室をシャワールームにしてしまえば、リフォーム代もその後の光熱費も抑えられますし、浴槽がない分、掃除も楽になります。
自分の家でも、ここ数年は浴槽を使うことは少なくなり、シャワーだけで過ごすことがほとんどであったため、特に抵抗なく浴室をシャワールームに変更することを決めました。
また、浴槽以外でも、例えば浴室内の棚やカガミなど、細かい部分ではありますが、ひとつひとつの機能について改めてその必要性を考え、できるだけシンプル化を図りました。
もちろん、シンプル化によってリフォーム費用を低減できるという効果もありますが、その後の清掃やメンテナンスなどの負担をできるだけ少なくするようにしました。
リフォームをきっかけに、今まであたりまえと思っていたものを、本当に必要な機能と、必ずしも必要ではない機能に仕分けることができたのではないかと思います。
リフォーム後の状況
リフォーム後の状況は下の図のとおりです。

リフォーム後の状況
- 浴室となっていた空間の面積を約半分にしてシャワールームとしました。
- 浴室内の洗い場だった部分にキッチン横から洗濯機置場を移動してきました。
- 脱衣所にハンガーバーを配置し、ランドリー空間としました。
- 洗面台のあった場所に タオル・着替えなどを置くための棚を配置しました。
なお、シャワールームは、タカラスタンダードの『ぴったりサイズシャワーユニット』を使用しています。
タカラの『ぴったりサイズシャワーユニット』は、汚れにくく掃除がしやすいホーロー素材を使用しているほか、現場の寸法、形状などに合わせてオーダーすることができ、空間の有効活用には最適な製品であったため、これを採用しました。
リフォーム費用
浴室からシャワールームへと変更した今回のリフォーム費用は、概ね60万円でした。
これがシャワールームではなく、浴槽付きで元の浴室の大きさのままリフォームを行っていた場合には、100~120万円程度になっただろうと言われています。
あまり考えずに現況を踏襲してリフォームしていたら、概ね倍近い出費になっていたところです。
実際、シャワールームにしたことで何の不都合もありませんし、ほとんど使わない浴槽を掃除する必要もなくなったので、本当に良かったと思っています。
なお、リフォームの際に採用する製品は、リフォーム会社から提示されるものの中から選ぶのではなく、自分自身で希望に合ったものを探した方が良いと思います。
リフォーム会社に『こういったものにしたい』という希望を伝えても、必ずしもその意図が正確に伝わるとは限りませんし、リフォーム会社が網羅的に各メーカーの製品に詳しいわけでもありません。
やはり、自分で情報収集することでしか、自身の嗜好にピッタリ合ったものを探すことはできないと思います。
そのためには、ショールームなどで実際に様々な製品を見て・触れて、気に入ったものを見つけ出すといったことが必要となります。
ショールームは、あくまで製品の展示・説明を行う場所ですので、押し売りをされることもありませんし、何度来場しても、その都度丁寧に対応して貰うことができます。
今回のリフォームでも、結果的には採用しなかった会社も含め、主要各社のショールームを何度も回っていますし、実際に採用したタカラのショールームだけでも3回は訪れています。
必ずしもリフォームの予定が決まっていなくても、様々な製品を見て回ること自体が楽しいですし、自分では気付けなかったことに気付けるチャンスでもありますので、リフォームを考える場合には、ショールームに行かない手はないと思います。
むしろ、リフォームが具体的になってからよりも、早い段階でいろんなものを見ておいた方が、プランの可能性が広がるのではないかと思います。
見て、触れて、納得。顧客満足度の高いタカラスタンダードのショールーム
以上、シャワールームへのリフォームについて紹介しました。
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