富士山周辺の観光スポットである富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社と新屋山神社を紹介します。
いわゆるパワースポットとしても人気の場所です。
北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)は、世界遺産『富士山』の構成資産であり、麓から徒歩で富士山頂まで登ることができる唯一の登山道の起点ともなっています。
新屋山神社(あらややまじんじゃ)は、『日本三大金運神社』のひとつとされ、全国からも多くの人が参拝に訪れています。
いずれも、神社巡りが好きな人には、おすすめの場所です。
場所
両神社は、比較的近い位置にあります。
北口本宮冨士浅間神社は国道138号線沿いにあり、河口湖と山中湖を結ぶ中間地点に位置しています。
国道に面して参道の入口があります。
新屋山神社は、北口本宮冨士浅間神社の南東側約500~600m程度の位置にあります、
国道からは少し奥まった場所になります。
北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社は、1900年以上の歴史をもつ富士山の北口(吉田口)登山道の起点となる神社です。
古代、富士のような高い山、美しい山は、神の存在する山として人が入ることは避けられていたことから、この神社の地から富士山を拝み祭祀を行っていたということです。
北口本宮冨士浅間神社の中で現存する最も古い社殿は、現本殿の東側に位置する『東宮本殿』です。
これは、貞応2年(1233)に北条義時が造営したのち、永禄4年(1561)に武田信玄が再建したものです。
現在の『本殿』は元和元年(1615)に、また、現本殿の西側に位置する『西宮本殿』は文禄3年(1594)に建てられたものです。
本殿、東宮本殿、西宮本殿のいずれも国指定重要文化財となっています。
そのほか、拝殿、神楽殿、手水舎、隨神門、冨士ゑびす、諏訪拝殿など、多くの国指定重要文化財があるほか、日本最大木造鳥居の大鳥居や県指定天然記念物の太郎杉なども見られます。
そして、この神社の魅力は参道にもあります。
本殿に向けて真っすぐに伸びる参道は、荘厳な雰囲気にあふれており、国道から参道に入った瞬間にその場の空気が変わるのを感じることができます。
北口本宮冨士浅間神社の駐車場は、神社の周辺に分散して配置されています。
分かりやすいのは、国道沿いの、神社の向かいにある第1駐車場、または神社の並びにある第3駐車場です。
なお、この地域の地図は富士山を上に記載することが多く、その結果、一般とは逆に地図の上側が南になるので注意が必要です。
(※上記案内図中に国道139号線という記載がありますが、正しくは国道138号線です。)
参道の魅力を感じるためにも、できれば第1駐車場、または第3駐車場に車を停め、参道の起点から歩くことをおすすめします。
新屋山神社
新屋山神社は、室町時代後期の1534年(天文3年)に創建された神社で、本宮のほか富士山2合目には奥宮があります。
本宮の御社は水源や森の近くで原生林が繁茂する小高い丘にあり、古くから山を守る神、産業の神として地域の林業、農業に携わる人々や職人などに信仰されてきました。
小規模な神社ですが、近年では『金運神社』として全国から多くの人が参拝に訪れています。
参道には願をかけた人がお礼に奉納した鳥居が数多く並んでいます。
参拝は、この鳥居の下を通っていくことになりますが、しめ縄の位置が低く、少しかがみながら歩くような感じになります。
参拝による金運上昇の効果は分かりませんが、お礼に奉納した鳥居が並んでいるのを見ると、ご利益があった人もいるのだろうと思います。
本宮の駐車場は、神社の西側にあります。
駐車場に停めたら、富士山方向に登っていくのではなく、東側に行くと神社があります。
なお、下記の地図も富士山を上にしているため、地図の上が南になっています。
奥宮は富士山2合目にあり、より金運のパワーが強いとも言われていますが、冬季は雪のためアクセスは困難となってしまいます。
奥宮には本宮にように整備された駐車場はありませんが、道沿いに車を停められるようになっています。
以上、富士山周辺の観光スポットである富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社と新屋山神社を紹介しました。
これらの神社の近くには、『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』で毎年上位にランクインしている鐘山苑もあるので、合わせて観光を楽しんでみては如何でしょうか。
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