中古マンションを購入し、全面的なリフォームを行いました。
その中で、キッチンについては、『壁付のアイランドキッチン』といったスタイルにしています。
キッチンの製品を選択するにあたっては、各社のショールームなどを何回も見て回り、条件に合うものを探しました。
そして、最終的にタカラスタンダードの『エーデル』を採用することにしました。
ここでは、今回工事を行った『エーデル』について紹介します。
壁付アイランドキッチン
一般にアイランドキッチンは、壁とキッチンとが接することなく、キッチンの周りをグルリと周ることができるタイプのものを言いますが、今回のリフォームでは、その一面にあえて壁を配置し、『壁付のアイランドキッチン』としています。
壁付アイランドキッチンのイメージ
これは、廊下側からキッチンやリビングが直接的に見えることを避けるのと、天井から下がっているレンジフードが目立ってしまうことを避けるためです。
天井から下がっているレンジフードのイメージ
キッチン選択の条件
キッチンの製品を選択する条件として、以下のことを考えました。
- 汚れにくく、掃除がしやすいものとする
- 食器洗い機をシンク下に設置する
- 手頃な価格の製品とする
汚れにくく、掃除がしやすいものとする
掃除の負担を減らしたいというのが一番の希望でしたので、汚れにくく、掃除がしやすいことを最優先の条件としました。
これまでキッチンについては、汚れやすいうえに掃除が大変であったため、そういった負担を極力軽減したいと思っていました。
食器洗い機をシンクの下に設置する
以前も食器洗い機を使っていたのですが、食器洗い機の位置がシンクの真下ではなく、横の位置にあったため、シンクから食器洗い機に洗い物を移す際、どうしても水滴が床に落ちてしまうことがありました。
食洗機利用時に落ちる水滴
そのため、今回のリフォームでは、食器洗い機をシンクの下に設置し、床に水滴が落ちるのを極力防ぐようにしたいと思っていました。
手頃な価格の製品とする
キッチンに求めるものとしては、基本的に上記の『汚れにくく掃除がしやすい』ことと『食器洗い機をシンク下に設置できる』ことが優先であり、その他はオプションなどで便利な機能を選択すれば良いと考えました。
そして、上記の条件を満たす中で、最も価格が手頃なものを採用することを考えました。
選択したキッチン
上記条件を基に、ショールームなどをまわり、最終的にタカラスタンダードの『エーデル』を選択しました。
その特徴は以下のとおりです。
タカラスタンダード『エーデル』の特徴
素材がホーローで傷つきにくく汚れにくい
タカラスタンダードの製品の特長は、何と言ってもホーローです。
ホーローは、金属とガラス質が結合した素材で、金属の強さを持ちながら表面がガラス状になっているという特徴をもっています。
『エーデル』は、キッチンの扉・扉の裏・引き出しの底面・キャビネットなど、キッチンのあらゆる部材にホーローを使っています。
ホーローは、キズがつきにくく、キズから発生するカビや汚れを防ぐことができます。
また、表面がガラス質のため、汚れにくく、汚れを落とすのも簡単です。
タカラのショールームに行くと、油性の汚れをタオルだけで簡単に落とすところを見ることができます。
また、シンクや天板部分についても、ステンレス以外に、熱や傷に強く掃除のしやすい人造大理石を選ぶことができます。
アクリル人造大理石の特徴
キッチンの汚れにくさ、そして汚れの落としやすさといった面では、タカラの製品が最も優位と感じました。
なお、ホーローは磁石がつくといった特徴もあります。
マグネット製品を自分の好きな場所に配置したり、メモを貼り付けたりできるところが気に入っている人もいるようです。
食器洗い機の設置場所を選ぶことができる
タカラスタンダードのキッチンは、食器洗い機の設置場所を選ぶことができ、シンク下への設置も可能です。
キッチンを選択するにあたり、主要なメーカーのショールームはほとんど回ったのですが、意外なことにシンク下に食器洗い機を設置することができる製品は、ほかに見当たりませんでした。
そのため、食器洗い機をシンク下に配置したい場合には、必然的にタカラの製品にたどり着くことになります。
なお、食器洗い機には浅型と深型があり、シンク下に設置する場合は空間の制約上、浅型を選択するしかありません。
しかし、浅型であっても、幅が広いワイドタイプの食器洗い機がありますので、容量の大きな食器洗い機を設置したい場合には、ワイドタイプを選択すれば問題はありません。
シンク下の食洗機
エーデルはホーロー素材の製品の中でも手頃な価格
タカラスタンダードのキッチンには４つのグレードがあり、グレードの高い順から、レミュー、トレーシア、エーデル、リフィットとなっています。
この中で、キッチンのあらゆる部材にホーローを使っているのは、レミュー、トレーシア、エーデルの３種で、リフィットは木製となります。
今回採用したエーデルは、ホーロー素材の中では最も低価格の製品となります。
最高グレードとなるレミューは、天板や塗装の材質･色調といった部分に重厚感があり、デザイン的にもスッキリしています。
一方、低価格帯のエーデルは比較的ポップな印象の製品であり、トレーシアはその中間的な位置づけとなっています。
ただ、ホーローの機能については、どの製品についても変わりはありません。
あくまで汚れにくく、掃除がしやすいという視点で言うと、グレードには関係なく、どれも求める機能を確保することができるようになっています。
エーデルは、レミューの半額程度の価格であり、また、他社製品と比較しても廉価ですので、特に高質感を求めずに機能を重視するといった場合には、手頃な製品と言えます。
タカラ『エーデル』の設置状況
今回採用したタカラスタンダードの『エーデル』の設置状況は、下の写真のとおりです。
色は、清潔感のあるホワイトとしました。
なお、タカラスタンダードのカタログやホームページでは、各グレードの違いは何なのか、あるいは何が標準仕様で、何を組み合わせることができるのかなど、分かりにくいところがあります。
会社自体は、こだわりを持ち、独自性の高い会社なのですが、カタログやホームページのつくり方は、いまひとつという感じがします。
リフォームを考える際には、必ずショールームを訪れ、自身の条件に合せて比較検討することをおすすめします。
将来に向けて見学に行くだけでも楽しいと思います。
特にリフォームの時期が決まっていなくても、丁寧に対応してもらえます。
見て、触れて、納得。顧客満足度の高いタカラスタンダードのショールーム
以上、タカラスタンダードの『エーデル』について紹介しました。
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