【モルック】 人気上昇中のユニバーサルスポーツ
モルックは、年齢や体格、障害の有無などに関係なく誰もが一緒にプレイできるユニバーサルスポーツです。
最近は、テレビなどで取り上げられることも多く、TOKYO MXでは、『モルック大作戦』というレギュラー番組も放送されています。
【室内でもできる】 フロアマット、ウォールマットなどは必須
モルックは、『スキットル』と呼ばれる12本の木のピンを『モルック』という木の棒で倒し、倒した本数、あるいはそこに書かれた数字の合計点で50点目指すというものです。
モルックは、基本的には屋外で行う競技ですが、室内でもプレイ可能です。
必要な広さの決まりもないので、どんな場所であっても、適宜オリジナルルールを設定しながら楽しむことができます。
ただし、道具が木製なので、何の保護もしないと床や壁に傷がついてしまいます。
傷を防ぐためには、フロアマットやウォールマットが必須となります。
【室内プレイのオリジナルルール】 家の中で楽しむための例
ここでは、室内でプレイするための床・壁などの保護対策、および部屋の状況に応じたオリジナルルールの例を紹介します。
部屋の使い方
日本モルック協会(JMA)では、ゲームスタート時にスキットルを並べる位置を、モルックを投げる場所から3~4m程度離れたところとしています。
部屋の中で3~4mの距離を取ることも不可能ではないかもしれませんが、スキットルの後ろがすぐ壁になってしまうと、スキットルを倒してもその位置がほぼ変わらず、プレイが単純化してしまいます。
そのため、部屋の中でプレイする際には、3~4mという数字にこだわらず、下図のようにモルックを投げる位置から部屋の2/3程度の距離にスキットルを並べ、スキットルの背後に部屋の1/3程度のスペースを残しておくと、プレイがしやすくなります。
もちろん、十分に大きな部屋であれば、モルックを投げる位置とスキットルを並べる位置の距離を3~4mとしても何の問題もありませんが・・。
マットによる保護の範囲
上記のように部屋を使う場合、床を保護するためのフロアマットは部屋全体に敷いた方が無難です。
一方、壁を保護するためのウォールマットは、基本的には部屋の半分程度の範囲に配置すれば大丈夫です。
フロアマットについては、部屋の半分程度の範囲(スキットルを配置する側)だけに敷くという方法も考えられます。
しかし、モルックを投げる時、あるいは持ち運ぶ時に、モルックを床に落としてしまうということも良くあります。
特に、スキットルに向かって投げたはずのモルックが、ほぼ真下に落ちるような失敗も時々起こります。
そのため、フロアマットに関しては、モルックをプレイする部屋全体をカバーしておいた方が間違いはありません。
一方、ウォールマットについては、壁に傷がつく可能性のある範囲は限定されますので、その範囲にだけ配置すれば良いことになります。
モルックの場合、投げる位置、投げる方向は概ね一定であり、また、倒されたスキットルは横方向に飛ぶことはあっても手前方向に飛んでくることは、まずありません。
そのため、ウォールマットは部屋の半分程度(スキットルを配置する側)の範囲に配置すれば、十分にカバーできることになります。
ただし、小さな子供と一緒にプレイする場合には、間違って無関係な方向にモルックを投げてしまうこともあり得ます。
そういった心配がある場合には、部屋の全方向にウォールマットを配置しておいた方が無難です。
壁沿いに倒れたスキットルの扱い
スキットルを並べる位置を部屋の2/3程度の距離にしたとしても、プレイが進行していく中で、スキットルはどうしても壁沿い(ウォールマット沿い)に倒れるようになってしまいます。
スキットルは、倒れた位置で立て直すというのが正式なルールですが、壁沿いに倒れたスキットルをその位置で立て直すと、壁が支えになり、モルックを当てても倒れにくくなってしまいます。
そのため、例えばスキットルが壁沿いに倒れた場合には、下図のように壁から30cm内側の位置にスキットルを立て直すといったようなオリジナルルールを決めると、スキットルが倒れにくくなるといった問題が解消されます。
上記は一例ですが、部屋の状況に応じて適宜必要なルールを設定すると、円滑にプレイをすることができるようになります。
【まとめ】 モルックはどこでもプレイできる
室内などの限られた空間、あるいは限定された条件であっても、床・壁等の保護やオリジナルルールなどの工夫によって、モルックを楽しむことは十分に可能となります。
なお、モルックの正規品は、Tactic社製の「Mölkky®」ですが、正規のサイズよりも一回り小さいサイズのモルックミニという商品もあります。
家の中だけで利用するのであれば、モルックミニの方が扱いやすいかもしれません。
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また、フロアマットについては、表面が平らなものよりも、起毛マットを利用した方が、スキットルが大きく転がりにくくなるため、モルックのプレイには適しています。
部屋の状況に合わせて必要なものを選択し、楽しくプレイしてください。
ルールについては『こちら』も参照下さい。
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