富士吉田、河口湖、山中湖周辺観光の人気ホテル『鐘山苑』の宿泊記です。
鐘山苑は、『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』で毎年上位にランクインしているホテルです。
毎年のように利用してるホテルですが、今回は温泉露天風呂付の客室である『燦里(さんり)』に宿泊しました。
鐘山苑
鐘山苑は、富士山を眺望する温泉露天風呂や約2万坪の庭園が特徴的であるほか、料理やサービスの評価も高いホテルです。
外観は、少し年季が入っている感じもありますが、館内は非常に広く、施設も充実しています。
庭園は、富士山を源流とする桂川(かつらがわ)沿いに整備されており、四季それぞれの風景を楽しむことができます。
今回は、下の写真のように新緑の季節に訪れました。
なお、この桂川は神奈川県に入ると相模川と名前を変え、相模湾に注いでいます。
ホテルの位置は、河口湖と山中湖の中間地点付近の富士吉田市内です。
『道の駅富士吉田』の北方向1.5㎞程度の距離にあります。
燦里(さんり)
燦里(さんり)は、令和元年に新設された温泉露天風呂付の客室です。
鐘山苑の中では、貴賓室、別墅然然(べっしょささ)に次いでグレードの高い部屋となります。
鐘山苑には、1階にクラブラウンジがありますが、このラウンジが利用できるのは、貴賓室、別墅然然(べっしょささ)、燦里(さんり)の宿泊者に限られています。
部屋
燦里(さんり)の部屋は、リビング、ベッドスペース、洗面所、シャワーブース、露天風呂、トイレ等で構成されています。
リビングとベッドスペースの間には仕切りはなくワンルームとなっていますが、十分な広さがあり、リビングにもベッドスペースにもテレビが配置されています。
ベッドはシモンズ製です。
また、リビングの窓際には大きなソファが配置されており、ここでも十分に寝ることができます。
燦里(さんり)は、標準的には2人用の部屋となっていますが、最大4人まで利用することができ、3人の場合にはベッドスペースにもう1台ベッドを追加、4人の場合はさらに窓際のソファをベッドとして利用することになります。
部屋からは、やや斜め方向に富士山が見えます。
部屋の露天風呂からも同じ角度で富士山が見えます。
ただ、浴槽に入ってしまうと、ルーバー越しの富士山となります。
露天風呂とシャワールームは隣り合っており、利用しやすい配置です。
同じ鐘山苑の別墅然然(べっしょささ)の場合には、露天風呂とシャワールームの間に洗面所があるため、多少使いにくさがありましたが、燦里(さんり)には、その使いにくさはありません。
部屋には、コーヒーマシンや富士山の天然水が置いてあるほか、冷蔵庫の中にエビスビール、麦茶、スポーツドリンク、ぶどうジュース、チョコレートケーキなどが入っており、すべて無料です。
ただ、クラブラウンジに行けば、飲み物はすべて自由に飲めるので、部屋の物には、ほとんど手をつけませんでした。
室内着は、浴衣・作務衣・パジャマ・バスローブがあります。
浴衣と作務衣は、部屋の外に着て行っても大丈夫です。
クラブラウンジ
1階のクラブラウンジは、前出のとおり、貴賓室、別墅然然(べっしょささ)、燦里(さんり)の宿泊者だけが利用することができます。
ここでは、コーヒー、紅茶、ジュースなどのほか、夕方6時までは、ワイン、スパークリングワイン、ビールも自由に飲むことができます。
クッキーやナッツ等もあります。
また、マッサージチェアが2台置かれており、これも自由に利用することができます。
マッサージチェアはパナソニックの『リアルプロ』です。とんでもなく快適です。
いつものことながら、一泊の中で何度も利用しました。
食事
食事は、『燦々ダイニング咲くや』というオープンキッチンのダイニングを利用します。
今回は、テラスデッキを望むことができる開放的な窓際の席が用意されていました。
夕食のメニューは以下のとおりです。
鐘山苑は、食事の評価が高いホテルであり、今回も納得の内容です。
なお、今回は、事前に苦手なものを連絡しており、それを除いたメニューにしてもらいました。
苦手な食べ物がある場合には、予約時に連絡しておいた方が良いと思います。
朝食も同じく『燦々ダイニング咲くや』の利用です。
ご飯または、お粥を選択することができ、お粥にしました。
質、量とも、十分な内容です。
ホテル内の施設、サービス
鐘山苑全体の施設、サービスを紹介します。
温泉大浴場・足湯
温泉大浴場は、『露天風呂富士山』と『大浴場赤富士』があるほか、貸切風呂あります。
庭園内には足湯もあります。
屋上にある『露天風呂 富士山』は、富士山の裾野までを眺めながら入ることができる展望温泉露天風呂です。
『露天風呂 富士山』を利用できる時間帯は夕方と朝だけであり、季節によっても多少違います。
また、男女によって利用可能な時間が入れ替わりますので、ホテルでの過ごし方を計画する際には、『露天風呂 富士山』が利用できる時間帯をチェックしておいた方が良いと思います。
1階にある『大浴場赤富士』は、広い内湯のほか、露天風呂、寝湯、気泡湯、サウナなどがあります。
利用時間は、午前5:00~午前9:30 および午前11:00~深夜0:00(毎週金曜日は午後3:00~深夜0:00)となっています。
『大浴場赤富士』の露天風呂からも、富士山の一部を望むことはできますが、『露天風呂 富士山』からの眺めと比べると、見え方は限定されます。
足湯は、ホテル建物のすぐ向かいにあります。
少し奥まった場所にあるので分かりにくいかもしれませんが、エントランス前の滝の周辺を散策すれば、すぐに見つかると思います。
比較的広く、足拭き用のタオルも用意されています。庭園を散策しながら利用するのにお勧めです。
冬期以外の午前10:00~午後6:00まで利用できます。
庭園
庭園は、上述のとおり桂川沿いに約2万坪の面積を有しています。
庭園内では、ウメ、サクラ、ツツジ、モミジなど、季節を感じることのできる花を見ることができます。
また、抹茶と和菓子の無料サービスを行っている茶室『清流庵』、甘酒の無料サービスを行っている『こもれび庵』、休憩所の『忍庵』、桂川を渡る『かつら橋』、富士山を展望する『富士の照』などがあります。
この庭園は、川沿いの林の中に整備されたものですので、自然味あふれたものになっており、起伏もあります。
また、散策の際には虫よけをしていった方が良いと思います。
売店、ラウンジ、夜食処、その他
売店は比較的広く、地元のワインや印伝などのお土産も揃っています。
ラウンジは、庭園を見渡すことができる位置にあり、宿泊者以外でも利用可能です。
また、21時からは、ナイトバーラウンジとして営業しています。
夕食後、ちょっと食べたい人、飲みたい人には、夜食処『粋酔』があります。
メニューは、ラーメン、おにぎり、鳥もつ煮、馬刺し、枝豆などの他、バニラアイスもあります。
また、カラオケスナックやカラオケルームも何部屋かありますが、新型コロナ対策期間中は休止しています。
その他、大宴会場や結婚式場、披露宴会場などもあります。
太鼓ショー、ビンゴゲーム
太鼓ショーとビンゴゲームは、基本的に毎日20:30から開催しています。
個人的には、この時間には温泉またはクラブラウンジを利用していることが多いので、スルーすることも良くあるのですが、今回は参加しました。
太鼓ショーは、初めて参加する人には目新しさもありますが、毎年のように利用している立場からすると、新しいものに変えていった方が良いのでは、という気もします。
ただ、かなり多くの人が太鼓ショーを見に集まっていたので、他のショーと1日おきにするといったような方法でも良いのかと思います。
ビンゴゲームは、久しぶりに参加したら 2等の果汁100%のぶどうジュースが当たりました。
鐘山苑はサービスを十分に利用し尽くしたいホテル
鐘山苑は、庭園も館内も広く、いろんな施設やサービスが用意されています。
できれば連泊して、そのサービスを十分に利用し尽くしたいホテルです。
なお、ふるさと納税を宿泊費の一部として利用することもできます。
以上、ホテル鐘山苑『燦里(さんり)』の宿泊記でした。
鐘山苑『別墅然然(べっしょささ)』の宿泊記はこちら。
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