【モルックとは】日本経済新聞でも紹介された人気急上昇のユニバーサルスポーツ
モルックは、老若男女を問わずに気軽に楽しめるユニバーサルスポーツ(年齢や体格、障害の有無などに関係なく誰もが一緒にプレイできるスポーツ)として、現在人気が高まっている競技です。
『ボーリング』と『カーリング』と『ビリヤード』の要素が混合したようなルールで、スキットル(12本の木製のピン)をめがけてモルック(棒)を投げ、最初に合計50点を獲得すると勝利となります。
人数は最小2人(1対1の対戦)でプレイできます。なお、フィンランドで開催される世界大会では、1チーム4人で構成されます。
2022.1.15の日本経済新聞の夕刊1面の記事にも紹介されていますが、芸人の『さらば青春の光』の森田氏が世界大会に出場したことで、モルックの知名度はアップしました。
【モルックに必要な道具】モルック、スキットル、モルッカ―リ
モルックを行うために最小限必要な道具は、投げるための棒『モルック』と、倒すためのピン『スキットル』になります。
そのほか、モルックを投げる位置を示すための『モルッカ―リ』という道具もありますが、遊びとしてプレイする限りであれば、なくても大丈夫です。
【モルックの正規品】Tactic社製の「Mölkky®」
モルックの正規品は、Tactic社製の「Mölkky®」であり、原産国はモルック発祥の地であるフィンランドです。
正規品の寸法は、以下のとおりです。
モルック:直径約5.5cm 長さ22.5cm
スキットル(1本あたり):直径約5.5cm 長さ15cm
モルックとスキットルがひとつの木の箱(32cm×22cm×19.5cm)に収められて販売されています。
ネットで注文しましたが、下の写真のような形で届きました。
手で持つところが付いており、4㎏と意外と軽量です。
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なお、家の中だけでプレイをするのであれば、正規のサイズよりも一回り小さいサイズのモルックミニという商品もあります。
子供と遊ぶ場合は、この方が扱いやすいかもしれません。
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【モルックを行う場所】どこでもプレイできる
モルックは、決められたコートのようなものはなく、どこでもプレイ可能です。
望ましいのは土のグラウンドのような場所ですが、芝生や砂浜、そして屋内でも問題ありません。
広さの決まりも特にないので、その場所の状況に応じてプレイすることができます。
【モルックの基本ルール】ルールは簡単だが頭脳戦でもある
モルックの基本ルールは以下のようになっています。
・スキットルを下の図のように並べる。
・モルックを投げる位置は、スキットルを並べた位置から3~4m離れた場所に設定する(モルッカ―リがある場合はここにモルッカ―リを配置)。
・2チーム以上で対戦するので、順序を決め、一投ごとに他のチームに交代する。
・モルックをスキットルに向かって投げ、2本以上のスキットルが倒れた場合は、倒れた本数が得点となる。
・スキットルが1本だけ倒れた場合は、そのスキットルに書かれている数字が点数になる。
・スキットルは、倒された位置で毎回立て直す。
・いずれかのチームの得点の合計が50点ピッタリになったらそのチームが勝利。
・合計得点が50点を超えてしまった場合には、25点に減点されてゲームを継続。
・同じチームが3回連続でスキットルを倒すことができなかった場合には、そのチームは失格(負け)。
ゲームが進むにつれスキットルの位置が広がっていくので、倒すのが難しくなっていきます。
スキットルを複数本倒した場合の得点と、1本だけ倒した場合の得点とを組み合わせながら、ピッタリ50点にしていくところが頭脳戦になります。
また、他チームが50点になるのを防ぐために、相手が倒したいスキットルを難しいところに移動しながら自分が得点していくことも考える必要があります。
【室内でプレイする場合の注意点】家の中でプレイするために必要なもの
モルックは、公園のグラウンドのような場所で行うのが最適ですが、家の中でもプレイ可能です。
スキットルの位置は、ゲームが進むにつれて広がっていくので、できれば広い空間があることが望ましいのですが、家の中で一定のエリアを決めて、その中でプレイしても十分に楽しめます。
ただし、投げたモルックや倒されたスキットルが床や壁に相当な勢いで当たるので、その部分はマットなどによる保護が必要となります。
床は、フローリングの場合にはフロアマットなどが必須です。
畳の場合は、フローリングよりも衝撃はないので、多少の傷は許容できるという人は、そのままでも良いかもしれませが、畳に傷をつけたくない場合はフロアマットなどを敷いた方が無難です。
マットを敷く場合には、表面が滑らかなものではなく、起毛しているものの方がお勧めです。
マットの表面が滑らかなものだと、倒されたスキットルが床の上を大きく転がって壁などに当たりやすくなり、プレイエリアも広くなりがちです。
部屋の中でコンパクトにプレイするには、起毛マットの方が好都合です。
壁は、ウォールマットなどで保護しないと、とんでもないことになります。
特に、モルックを投げる位置からスキットルがだんだん離れていくと、モルックが壁に当たる勢いがかなり激しくなり、思いのほか壁の高い位置に激突します。
何の保護もしないと、必ず壁に傷がついたり、壁の近くにあるものが壊れたりします。
ただ、モルックを投げる位置は決まっているので、部屋全体を保護する必要はなく、モルックが飛んでくる可能性がある範囲にだけ、マットを配置すればOKです。
なお、ひとつの部屋を使ってモルックを行う場合、モルックを投げる位置とスキットルとの距離が近くなってしまうことも考えられますが、例えば、モルックを投げる位置を廊下などにすれば、それなりに距離をとることができると思います。
さらに、ゲームが進んでいくとスキットルの多くが壁沿いに立ってしまい、倒れにくい状況になってしまうので、例えば、スキットルが壁沿いに倒れた場合は、壁から30cm離して立てるなどのオリジナルルールをつくると、円滑にプレイできるようになります。
【まとめ】モルックは気軽に運動できるユニバーサルスポーツ
モルックを購入したのは、最近テレビや新聞で取り上げられており、面白そうだと思ったからですが、家の中でも軽く体を動かすことができるようなアイテムが欲しかったからでもあります。
実際にやってみると、投げる動作自体はたいした運動ではないのですが、投げた後のモルックを取りに行ったり、倒れたスキットルを立て直したりという動作が意外と運動になります。
ピッタリ50点にすることや相手の勝利を防ぐための作戦などを考えるのにも頭を使いますし、離れた位置のスキットルを狙うのも技術が必要です。
楽しく、気軽に、誰もができるスポーツとして、今後も参加人口が増えていくのではないかと思います。
ちなみに、床や壁を傷つける心配がないこんな製品もあります。⇩
室内でプレイする場合の具体例はこちらを参照下さい。
⇒ 室内プレイの例
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