沖縄県宮古島のシギラセブンマイルズリゾートの中にあるホテルシギラミラージュの宿泊記です。
今回は、ミラージュフロアのデラックススイートに宿泊しました。
シギラセブンマイルズリゾート
シギラセブンマイルズリゾートは、宮古島の南岸に位置する東西約11㎞に及ぶ広大なリゾート施設です。
敷地面積は約130万坪あり、その中にホテル、ビーチ、プール、ゴルフ場、温泉、レストラン等が点在しています。
敷地内には、カジュアルな部屋から豪華な部屋、あるいはコテージタイプの部屋など、様々なタイプのホテルがあり、旅行目的に合わせて選択することができます。
今回宿泊したホテルシギラミラージュは、比較的高級感のあるホテルとなっており、その中でもミラージュフロアのデラックススイートは、高いサービスレベルの部屋になっています。
宮古空港からホテルへの移動は、送迎バスが運行されています。
利用時間は10:00~17:30となっています。
これ以外の時間は、タクシーなどを利用する必要があります。
当初はレンタカーも考えていましたが、予約で埋まっていました。
空港からホテルシギラミラージュまでは、車で20分程度の距離ですが、送迎バスの場合には、敷地内の各ホテルを順次回っていくので、ミラージュに到着するまでに30~40分程度を要することになります。
ただ、バスに乗りながら他のホテルの様子などを見て回るのも、それなりに楽しいと思います。
シギラセブンマイルズリゾートの各施設は、必ずしもすべてが一連の敷地として繋がっているわけではなく、一般の道路を経由してアクセスする場所もあります。
また、例えばホテルからビーチ、レストラン、ショップなどへ行く時も、かなり距離が離れている場合もあります。
ただ、無料のシャトルバスが頻繁に巡回しているので、移動に関してそんなに不便に感じることはないと思います。
また、カートをレンタルすれば、いつでも自分のペースで敷地内を移動することができます。
むしろ、1ヶ所ですべて完結するよりも、そういった移動も含めて楽しむことができる場所だと言えるのではないかと思います。
なお、リゾート内には新しい宿泊施設やコンドミニアムなどが建設中で、至る所で工事が行われています。
工事現場に隣接している部屋などに当たってしまうと、そこからの眺めは残念なものになってしまうかもしれません。
ホテルシギラミラージュ
ホテルシギラミラージュには、ベイサイドとプールヴィラプレミアの建物があります。
ベイサイドは11階建てのホテルタイプの施設で、プールヴィラプレミアはヴィラ(別荘型)タイプの施設です。
今回利用したのは11階建てのベイサイドです。
ベイサイドは、シギラセブンマイルズリゾートのちょうど中心的な位置にあり、シギラビーチにも近いことから、施設間を移動するのにも比較的便利です。
なお、ベイサイドの中でも、よりサービスの高い部屋はミラージュフロアと呼ばれています。
ミラージュフロアの宿泊者は、専用ラウンジや専用カートなどが利用できるようになっています。
ミラージュフロアの中にも何タイプかの部屋があるのですが、デラックススイートは、9階または10階に位置しています。
ミラージュフロア デラックススイート
ホテルシギラミラージュのミラージュフロアの階に行くためには、ルームキーに付いた専用のカギをエレベーターにかざす必要があります。
そのため、他の階の利用者は、そのフロアに入って来ることができないようになっています。
逆に言うと、そのカギがないと自分の部屋の階に行くことができません。
ですから、外に出る時には、同部屋の人は一緒に行動することが必要となります。
部屋構成
部屋は約80㎡あり、2人で利用するには十分な広さです。
【リビング】
リビング内には、ソファーとソファーテーブルのほか、小さなテーブルとイスのセットがあります。
また、ソファーとは別にデイベッドもあります。
デイベッドは、そこでゴロゴロしていると、それだけで一日が終わってしまいそうになるぐらい心地良い空間です。
テレビボード上およびその中には、コーヒーメーカー、水、冷蔵庫、カップ、ケトルなどがあります。
なお、冷蔵庫の中にはビール、サワー、スパークリングワイン、ソフトドリンクなどが入っており、フリーで飲むことができます。
また、足りなくなった場合には、フロントに連絡すれば持ってきてもらうことができます。
【テラス】
テラスは、同じデラックススイートでも部屋の位置によって広さが違うようです。
今回利用した部屋は、海側の通常のテラスの他に、北側にも広いテラスが付いており、非常に開放的でした。
海側のテラスは、あまり広くはないのですが、テーブルとイスが配置されており、海やプールが望めます。
また、ジャグジーがテラスの一角にあります。
もう一方の北側のテラスは、部屋に付随した施設というよりも管理上のテラスと言った感じでしたが、非常に広く、開放感のある場所になっていました。
【ベッドルーム】
ベッドルームは、リビングと扉で仕切れるようになっており、テレビやクローゼットが配置されています。
2台のベッドは、ピッタリと接近して配置されています。
もう少し離して配置した方が、良く眠れるかなという気がします…。
【洗面室(パウダールーム)】
洗面室は、ベッドルームの隣にあります。
2ボウルで十分な広さがあり、鏡も大きく見やすくなっています。
タオルやアメニティも充実しています。
アメニティの内容
パジャマ、バスローブ、スリッパ、今治タオル(バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル)、ボディタオル、ヘアブラシ、歯ブラシ、レザー、コットン、マウスウォッシュ、爪磨き、足指パッド、ディプティックのバスアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディローション)
なお、ミラージュフロアの利用者は、通常の清掃作業以外にターンダウンサービス(基本的には寝室を整える作業)があるのですが、その作業内容は日によって違いがありました。
初日に、使用済みのタオルなどを交換して欲しいと思ってターンダウンを依頼したのですが、タオルはそのままになっていました。
これだったら、ターンダウンを依頼する意味はあまりないかなと思っていたのですが、別の日のターンダウンではタオルがすべて新しいものに交換されていました。
作業を行う人によって違うのか、初日は単に忘れられてしまったのかは、分かりません。
【浴室(バスルーム)】
洗面室の隣が浴室になっています。
洗面室と浴室の仕切りは全面的に透明なガラスになっています。
自分は、目があまり良くないため、うっかりガラスに激突してしまいました。
浴室は広めなので、水着のまま入って、そこで脱ぐことも問題なくできます。
テラスにあるジャグジーは、浴室からも出入りすることができるようになっています。
ただ、結構オープンなつくりなので、裸のまま移動するのは気が引けるかもしれません。
【トイレ、クローゼット・ランドリールーム】
部屋の入口を入って右側にトイレ、左側にクローゼット・ランドリールームがあります。
多くのホテルでは、ランドリールームは共用となっていますが、部屋に洗濯機があるというのは非常に便利です。
共用のランドリールームまで洗濯物を持って行って、終わったらまた持ち帰って来るというのは結構面倒な作業ですし、洗濯が終わったまま長時間そのままにしておくわけにもいきません。
実用的な面では、洗濯機が室内にあるというのが最も便利だと感じました。
ザ クラブラウンジ
ミラージュフロアの利用者は、専用のラウンジであるザ クラブラウンジを利用することができます。
ザ クラブラウンジは、ホテルの隣の建物の2階にあります。
海やプールを望む落ち着いた空間となっており、シャンパンやビール、ソフトドリンクなどを自由に飲むことができます。
利用時間は10:00~20:00で、10:00~16:00がティータイム、16:00~20:00がカクテルタイムとなっています。
ティータイムにはスイーツが、カクテルタイムにはちょっとしたおつまみが並んでいます。
クラブラウンジの利用対象となる部屋が少ないからなのか、他のホテルのクラブラウンジと比べて利用者は少なく、静かに過ごすことができました。
ただ、終わるのが20:00と早いので、もう少し遅くまで営業して欲しいところです。
専用カート
ミラージュフロアの利用者は、専用カートを無料でレンタルすることができます。
宿泊前に電話で聞いていた話では、1泊あたり2時間までレンタルできるということだったのですが、実際には滞在中いつでも何時間でも利用することができました。
カートがあると、循環バスを待たずに、いつでも自分のペースで移動できるようになるのはもちろん、カートで敷地内のいろんな場所に行くこと自体が非常に楽しいものになります。
広大な敷地をカートで移動するというスタイルは、例えば小浜島の『はいむるぶし』などにもあり、多くの人に利用されていますが、シギラセブンマイルズリゾートでは、カートを利用している人が意外に少なかったように思います。
カートコースの幅は決して広くないため、すれ違い時にはゆっくりと運転する必要があるのですが、そもそも他のカートとすれ違うこと自体があまりありませんでした。
また、敷地が広大なため、どちらに進めばどこに行くのかが非常に分かりにくかったり、間違ってゴルフのカートコースに進入しやすいものになっていたりもします。
ただ、そういったことも含めて、非日常が楽しめるアイテムではないかと思います。
朝食
朝食は、和食またはブッフェのどちらかを選択することができます。
また、朝食の代わりに、ブランチを選ぶこともできます。
今回は、朝食もブランチも両方体験してみましたが、朝食にした日は和食を選択しています。
ブッフェの会場では家族連れが並んでいるのを見かけましたが、和食の会場は比較的年齢の高い層が多く、静かで落ち着いた感じで食事ができました。
和食は、重箱が1段ずつ提供され、結構なボリュームがあります。
完食しようとすると、結構満腹になります。
なお、朝食の際、シャンパンをサービスしてもらうこともできます。
朝食の代わりにブランチへと変更した日は、敷地内のホテルブリーズベイマリーナの近くにある南西の風というベーカリーで朝食を調達しました。
ここは、朝8時にオープンするのですが、8時前には何人かの人が並んでいました。
そして開店と同時に中に入ると、続々とお客さんが入店し、あっという間にレジに行列ができていました。
軽く朝食を食べられるような店が他にないので、ここに集中してしまうのだろうと思います。
朝食をブランチに変更した場合は、ホテルシギラミラージュのベイサイド1階にあるラウンジを利用することになります。
そして、ランチメニューとドリンクの中からそれぞれ1品ずつを選ぶことになります。
ここでは、沖縄県産マグロ漬け丼と黒毛和牛ステーキ丼を食べたのですが、特に黒毛和牛ステーキ丼は美味でした。
朝はあまり食べないという人にとっては、朝食はブランチに変更して、ここで食事をした方が圧倒的に良いと思います。
その他の施設
その他の施設を抜粋して紹介します。
シギラビーチ
ホテルシギラミラージュのベイサイドから徒歩で5分ぐらいの位置にシギラビーチがあります。
パラソルやチェアは、宿泊者も有料です。
ビーチは決して広くはありませんが、人が密集するようなことはないので十分にのんびりできます。
これまで宮古島では、ほとんど東急ホテルを利用していたので、前浜ビーチのどこまでも続く砂浜と比べると、どうしてもシギラビーチのスケールは小さく感じられてしまいます。
しかし、シギラビーチの場合には、砂浜から比較的近い場所でシュノーケルを楽しむことができるという利点があります。
シュノーケルのポイントは、海に向かってビーチの左側の通路を歩いて行った方にあるのですが、シギラビーチにはネットが設置されていないため、砂浜からそのまま海の中を移動してシュノーケルポイントの方に行くことも可能です。
パラソルやチェアを借りて、そこにビーチタオルなどの荷物を置いてシュノーケルポイントに向かうことができるのは非常に便利です。
魚は、そんなに多く見られるわけではありませんが、それでも場所によっては、集まっているポイントを見つけることもできます。
比較的サンゴが綺麗に生息している場所もピンポイントで存在していて、そうしたところでは、いろんな種類の魚を見ることができます。
ビーチに近くてこれだけの魚やサンゴを見ることができる環境はなかなかないので、非常に恵まれた場所だと思います。
プール
ホテルシギラミラージュのベイサイドには2つのプールがあります。
利用者はあまり多くありませんが、パラソルやチェアは無料で利用できるので、水辺でひたすらのんびりしたいという人は、ここを使うのも良いと思います。
夜間はプールを中心としたイルミネーションがホテルの部屋から見られます。
ザ シギラリフト オーシャンスカイ
ザ シギラリフト オーシャンスカイは、海を見渡すことのできるリフトです。
今回の宿泊では往復無料券が付いていたので利用したのですが、高低差があまりないので、いまひとつ思ったような景色を望めるようなものではありませんでした。
正直、何故ここにリフトをつくったのか疑問です。
リフトで上がった先に展望カフェをつくるとか、高低差を利用したアトラクションをつくるとか、リフトを利用する動機付けになるような工夫があれば良いなと思いました。
宮古島の観光・アクティビティ
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ホテルシギラミラージュの感想
今回は、ホテルシギラミラージュのミラージュフロア デラックススイートを利用しましたが、敷地内には他のタイプの宿泊施設も多数あるので、今後はそういったところも利用してみたいと思います。
シギラセブンマイルズリゾートの魅力は、敷地が広大で様々な施設があること、敷地内をカートで回れること、ビーチとシュノーケルポイントが近いこと、などかと思います。
カートについては、もともと部屋とセットになっているところもありますが、そうでなくても、数時間だけでもカートを借りて、敷地内を走り回ると間違いなく楽しめるのではないかと思います。
以上、ホテルシギラミラージュのミラージュフロア デラックススイートの宿泊記でした。
こちらも参考にどうぞ ⇒ はいむるぶし宿泊記
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