マンションリフォームの注意点/コンセントの配置で気を付けたこと

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マンションリフォームの注意点/コンセントの配置で気を付けたこと マンション

中古マンションを購入し、そのリフォームを行いました。

 

リフォームでの失敗で挙げられる代表的なものに、コンセントに関するものがあります。

その主な内容は、『ここにもつけておけば良かった』というものや『ここでは使いにくかった』といったものです。

 

しかし、むやみにコンセントを増やしても費用がかかりますし、いくら数が多くても、それぞれの利用条件に合った位置に配置されていないと、結局は使いにくいものとなってしまいます。

そうした失敗を防ぐためには、それぞれの機器を置く位置や高さ、あるいは使い方といったことを十分に考えることが必要となります。

 

ここでは、自身のマンションリフォームの際に考慮した『コンセント配置に関する注意点』について紹介したいと思います。

 

コンセント配置の基本的考え方

一般的に、コンセントは床から20~30cm程度の高さ(コンセントの中心部分の高さ)に配置されています。

しかし、この高さで使いやすいのは、床置きの電化製品ぐらいで、多くの場面では必ずしも使いやすい高さではありません。

また、床から20~30cmの高さだと、低い家具でもその裏に隠れてしまうことや、コンセントを利用する際に腰を大きくかがめなければならないといった不便さもあります。

 

そういったことも踏まえて、コンセントの配置を決めるにあたり次のことを考えました。

 

  • 利用する機器とコンセントの高さをできるだけ合わせる。
  • 機器とコンセントの距離をコンパクトにし、電源コードが露出する部分を少なくする。
  • コンセントにホコリが溜まっていることや抜けかけていることなどに気づきやすい位置とする。
  • 頻繁に抜き差しする可能性がある位置にあるコンセントは、極端に腰をかがめなくても利用できる高さとする。
  • 将来的な機器や家具の買い替えなどの可能性にも配慮する。

 

それぞれの用途に応じたコンセント位置

それぞれの用途に応じたコンセント位置について、留意したことを挙げていきます。

 

テレビ(テレビボード)

テレビは、現在所有のテレビボード(テレビ台)の上に置く予定だったので、そのコンセントおよびテレビ端子は、テレビボードよりも高い位置に配置することにしました。

一般的なコンセントの高さである床から20~30cmの位置にテレビボードを置いてしまうと、完全にコンセントが隠れてしまい、使いづらくなってしまいます。

また、テレビボードの裏でコンセントを差し込むことになるので、テレビボードを壁にピッタリとつけることができず、その分、部屋が狭くなってしまいます。

そこで、コンセントおよびテレビ端子の高さは、テレビボードよりも10cm程度高くなるように、床から70cmの位置に決めました。

 

横方向の位置については、壁の端の方ではなく、テレビボードやテレビを配置した状態で、ちょうどテレビの後ろ側となるようにしました。

コンセントやテレビ端子をテレビの裏側の位置にすると、電源コードやテレビケーブルが接続しやすくなるうえ、それらの雑然としたものがテレビの正面からは見えにくくなります。

なお、コンセントやテレビ端子がテレビの裏側になっても、テレビボードよりも上に位置しているため、ホコリが溜まっていたり、抜けかけていたりする場合には気づきやすく、掃除も比較的簡単にできます。

 

ベッド(枕元)

ベッド(枕元)には、タブレットや携帯の充電を行うためのコンセントを配置しました。

その高さは、ベッドボード(ベッドの頭の部分にある棚)よりも高い位置としました。

これもテレビボードと同様に、コンセントが隠れて使いづらくなることを避けるためと、ベッドを壁にピッタリとつけられるようにするためです。

 

ただ、現在のベッドの高さに合わせておいても、将来的にベッドを買い替える可能性はあり得ます。

しかし、それを見込んであまり余裕をもたせてしまうと、コードの露出範囲が長くなり、見た目が悪くなってしまうので、コンセントの高さは現在のベッドボードの高さプラス10cm程度としました。

仮にベッドを買い替える場合は、その高さに納まるものを探すつもりです。

 

 

キッチン

今回のリフォームでは、キッチンをアイランド型にしました。

壁付型のキッチンの場合には、その壁にコンセントを配置することができるのですが、アイランド型の場合には、配置できる壁がありません。

製品によっては、キッチン本体にコンセントを組み込めるものもあるのですが、今回選んだキッチンはそれができないものでした。

 

キッチン本体へのコンセント配置はあきらめようかとも思ったのですが、やはり本体にコンセントがないと不便なので、キッチンを配置したあとに、配線を露出する形でコンセントを取り付けることにしました。

 

コンセントは、キッチン本体に穴をあけることなく、キッチン裏側に配線を這わせ、天板の一番奥の、水や油などが飛びにくい位置に配置しました。

また、念のため、水や油を防ぐためのカバー付きのものを採用しました。

おそらく、キッチンに配線を這わせてまでコンセントを配置する人は少ないと思いますし、それをリフォーム会社に説明した時には、すぐに理解されませんでした。

 

しかし、例えばキッチン背面のカウンターで電動カッターなどを使い、その食材をキッチン側に移す時に、床が汚れてしまうことは容易に想像できます。

それよりは、配線を這わせてでもキッチンにコンセントを配置した方が良いだろうという判断をしました。

 

キッチン背面収納

キッチンの背面収納には、既製品のユニットに2ヶ所のコンセントが内蔵されているのですが、それだけでは明らかに不足するので、別途でコンセントを配置しました。

高さは、できるだけカウンターと同じ高さにした方が目立たなくて良いのですが、カウンターからの水はねも考慮して、15cmという離れをとりました。

 

ダイニングテーブル周り

ダイニングテーブルは、リビングの壁に隣接して配置することを計画していましたので、その壁にテーブルの位置に合わせたコンセントを配置しました。

これは、テーブル上でホットプレートやグリル鍋などを使う場合のためのものです。

位置的には、できるだけテーブルを配置する場所に近づけ、床からの高さはテーブルの天板高さに合わせることにより、電源コードを最短で接続できるようにしました。

 

 

机周り

机周りには、パソコン、モニター、プリンター、デスクライトなどのほか、タブレットや携帯の充電を行うためのコンセントを配置しました。

それらはすべて机の天板よりも高い位置としました。

これもテレビボードと同様に、机を壁ピッタリに付けたかったということと、足元にコードが露出する状態になるのを避けたかったというのが理由です。

 

一般的な20~30cm程度の低い位置にコンセントがある場合、机の下の部分にコードが必ず露出することになります。

これは、見た目にも良くないのですが、場合によっては足に絡まり、危険なこともあります。

 

机よりも高い位置にコンセントがあれば、足元にコードが伸びることもなく、それぞれの機器とコンセントをコンパクトに繋ぐことができ、すっきりとさせることができます。

 

そのため、机周りのコンセントについては、床面より90cmの高さとしました。

また、横方向は机の中央付近とし、ちょうどモニターの裏側にコンセントがくるようにして、コンセントやそれに接続する電源プラグが目立たなくなるようにしました。

モニターの裏側ではあっても、コンセントが机の上にあるため、掃除は比較的簡単にできます。

 

トイレ

トイレは、一般的には便座に向かって左側に電源コードがあるので、コンセントはトイレの正面左側または左の壁に、床から25cm程度の高さで配置するのが良いとされています。

 

今回のリフォームでは、それとは別に、トイレ内に暖房を配置することを考えてコンセントの位置を決めました。

暖房は常設ではなく、冬季になったらオイルヒーターを持ち込んで、24時間稼働させるというものです。

暖房を配置する際に、暖房器具とコンセントが離れた位置にあると、コードが煩雑な感じで露出したり、邪魔になったりすることもあります。

そのため、暖房器具を置いた際に、抜き差しがしやすくコードが邪魔にならないような位置関係を考慮し、奥の壁に、床から50cmの高さでコンセントを配置することにしました。

 

玄関・廊下

玄関・廊下については、足元にセンサー式の照明を取り付ける予定であったため、床から30cmの高さにコンセントを配置しました。

玄関や廊下は、歩く時だけ、そして足元だけが明るければ良いので、低い位置に固定式のセンサー照明を埋め込んでしまうという方法も考えました。

しかし、災害時などのことを考慮し、防災タイプのセンサー照明を使うことにしました。

 

防災タイプのセンサー照明というのは、普段はコンセントに差し込んで普通にセンサー照明として利用できるものですが、緊急時にはそれをコンセントから抜いて、懐中電灯として持ち運ぶことができるといった製品です。

コンセントに差し込んでいる間に充電されるので、コンセントから外しても、数時間はそのまま照明として使うことができるようになっています。

 

 

冷蔵庫

冷蔵庫については、床面から170cm~180cm程度の高さに配置するのが現在の主流になっています。

理由としては、高い位置の方が水はねの危険がなく、また、目につきやすい位置なので、ホコリが溜まったりコンセントが抜けたときに気づきやすいためとされています。

逆に言うと、高い位置にあっても、良く見えない場所や手が届きにくい場所にあったら意味がないことになります。

今回は、そういったことを考慮して、床から180cmの高さで、目に見え、手の届く位置にコンセントの配置を行いました。

 

洗濯機

洗濯機のコンセントは、少なくとも洗濯機の高さよりも高い位置とする必要があります。

それは、コンセントがホコリや湿気のある洗濯機の裏側に隠れないようにするという意味と、洗濯機から水漏れした場合に水がかからない高さにするという意味があるとされています。

基本的には、使用する洗濯機よりも20cm程度高い位置に配置しておけば良いのですが、洗濯機は何年かしたら確実に買い替えが発生するので、各メーカーの洗濯機のカタログを見て、あまりにギリギリな高さとならないようにしておく必要はあります。

 

一般的にはコンセントの高さを床から120cm~130cm程度とする例が多いようです。

現在使用している洗濯機も、130cm程度の高さにしておけば、高すぎず、低すぎずといった感じだったので、130cmの高さとしました。

 

なお、洗濯機の場合は、防水パンや振動マットの高さを考慮する必要があります。

防水パンは、洗濯機の下に配置する漏水を防ぐためのもので、ほとんどの洗濯機置場には配置されていると思います。

防振マットは、洗濯機の振動音を防ぐために洗濯機の足の部分に設置するもので、階下などへの振動が気になる人は利用している場合もあると思います。

いずれも、数センチ程度の厚さなので、それによって極端にコンセント位置に影響を受けることはないのですが、コンセントをギリギリの高さで配置することを考えている場合には、気を付けた方が良いと思います。

 

また、洗濯機置場には水栓が配置されますが、漏電を防ぐために水栓とコンセントがあまり近づかないようにする必要もあります。

例えば、洗濯機の右寄りに水栓がある場合は、左寄りにコンセントを配置しておく方が無難です。

 

掃除機

現在使用している掃除機は充電式のものであり、今後買い替えるとしても、おそらくそういったものになると思ったので、掃除機を定位置に置いた状態で充電を行うことができるようにしました。

掃除機の定位置は、下段に掃除機、上段に清掃用品を収めることができる扉付きの収納棚としました。

そして、掃除機を収納しておく部分に、充電用のコンセントを配置しました。

コンセントの高さについては、例えばルンバのような掃除機であれば低い位置でも良いのですが、収納棚の中でコンセントを利用する際に、あまり腰をかがめることになるのは利用しにくいため、床から50cm程度の高さとしました。

 

なお、掃除機については今後も充電式を利用することを前提としたため、各場所に掃除用のコンセントを配置することはしませんでした。

充電式ではなく、電源コードを差し替えながら掃除機を利用することを想定している人の場合には、コードが届く範囲毎に掃除用のコンセントを配置しておく必要があります。

 

 

洗面台

洗面台は、製品に内蔵されているものをそのまま使いました。

特に、数や位置について不便はないと思っていますが、人によっては不足に感じる場合もあると思いますので、使用する機器の数や種類に応じて考える必要があります。

 

コンセントの配置を考えるにあたって

コンセントの配置を考えるにあたっては、現在使用している機器、そして、今後仕様が考えられる機器を抽出し、それをどこに、どういった形で使うかを十分に考える必要があります。

配置する数を多めにしておけば、ある程度は何とかなりますが、その位置が適正でなければ、使いにくいうえに無駄なものになってしまう可能性もあります。

 

例えば、コンセントの希望の数だけをリフォーム会社に伝えても、実際にそれをどのように使うのかまでを考えて配置してくれるとは限りません。

もちろん、エアコンのように何も言わなくても天井近くで使うことが分かるコンセントであれば、必要な高さに配置してもらえるとは思いますが、それ以外はすべて標準的な20~30cmの高さに配置されてしまうかもしれません。

コンセント配置の失敗を防ぐためには、ひとつひとつ慎重に、その位置を考える以外にないと思います。



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参考)専有部と共用部で違うコンセント等配置


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