ホーロークリーンレンジフードの掃除:タカラスタンダードのキッチン

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ホーロークリーンレンジフードの掃除:タカラスタンダードのキッチン マンション

 

キッチンをタカラスタンダードの製品にリフォームしました。

その中で、レンジフード(換気扇)は『ホーロークリーンレンジフード』を採用しました。

このレンジフードは、素材にホーローが使われています。

ホーローは、金属の表面にガラス素材を密着させたもので、油汚れに強く、掃除を簡単に行うことができるといった素材です。

ここでは、ホーロークリーンレンジフードの特徴と、それを実際に使った状況について紹介します。

 

ホーロークリーンレンジフード

ホーロークリーンレンジフードは、以下の部材によって構成されています。

  • ホーロー整流板
  • ホーローグリスフィルター
  • ホーローオイル受け
  • ホーローシャットアウトパネル
  • シロッコファン

 

ホーロー整流板

レンジフードの下の部分を覆っている板を整流板といいます。

整流板は、レンジフードの吸込み口を狭くすることによって吸引力を高める役割をしています。

油や煙の汚れは、整流板に当たってからレンジフード内に吸い込まれることになるので、整流板は最初に汚れを受け止める場所となります。

ホーロークリーンレンジフードでは、この整流板がホーロー素材でできています。

ホーロー整流板の設置状況(左)と開けたところ(右)

 

ホーローグリスフィルター

整流板を開けると、グリスフィルターが表れます。

グリスフィルターは、排煙に含まれる油脂分を取り除くフィルターです。

これによってファンなどに油分が付着することを防ぎます。

ホーロークリーンレンジフードでは、このグリスフィルターがホーロー素材でできています。

ホーローグリスフィルターの設置状況(左)と取り外したところ(右)

 

ホーローオイル受け

グリスフィルターを取り外すとオイル受けが表れます。

オイル受けは、ファンの回転により弾き飛ばされた油分を受けるものです

ホーロークリーンレンジフードでは、このオイル受けがホーロー素材でできています。

ホーローオイル受けの設置状況(左)と取り外したところ(右)

 

ホーローシャットアウトパネル

整流板を開けた際に表れる平坦な部分がシャットアウトパネルです。

シャットアウトパネルは、レンジフード内部へ汚れが入り込むのを防ぐものです。

ホーロークリーンレンジフードでは、このシャットアウトパネルがホーロー素材でできています。

ホーローシャットアウトパネルの設置状況

 

シロッコファン

オイル受けを取り外すとシロッコファンが表れます。

シロッコファンは、レンジフードに使用される送風機で、円柱状に羽根がとりつけられています。

レンジフードの一番奥に設置されています。

シロッコファンの設置状況(左)と取り外したところ(右)

 

掃除をしやすくするためにされている工夫

一般的に、レンジフードではファンの掃除がもっとも大変だと言われています。

これに対し、他のメーカーにはファンの自動洗浄を行うことができる製品もあります。

しかし、そうした製品であっても、レンジフードの中の全体が洗浄されるわけではないので、ファン以外の部分については普通に掃除が必要となります。

 

一方、タカラスタンダードのホーロークリーンレンジフードは、

  • できるだけファンに汚れが付着しないようにする
  • 掃除しやすいようにファンの脱着を簡単にする
  • 水洗いだけでファンが綺麗になるようにする

といったことによってファンの手入れをしやすくする方法をとっています。

 

できるだけファンに汚れが付着しないようにする

ホーロークリーンレンジフードでは、できるだけファン以外の部材で汚れを受けるようにしています。

そして、それらの部材をホーロー製とすることによって掃除をしやすくしています。

 

それぞれの部材に付着する汚れの割合は、次のようになっています。

  • ホーロー整流板        :28.4%
  • ホーローグリスフィルター   :28.4%
  • ホーローオイル受け      :29.8%
  • ホーローシャットアウトパネル :10.4% 
  • シロッコファン        :3.0%

シロッコファンに付着する汚れは、レンジフードの汚れのわずか3%となっており、ファンに汚れが届く前に他の部品に付着させるようにしているのがホーロークリーンレンジフードの特徴です。

 

掃除しやすいようにファンの脱着を簡単にする

ファンの掃除が大変な理由のひとつは、取り外し、取り付けが面倒なことです。

レンジフードの中という手を伸ばしにくい部分であるうえに、製品によっては脱着に手間がかかるものもあります。

 

それに対し、ホーロークリーンレンジフードはワンタッチでファンを脱着することが可能です。

シロッコファンの中心部にあるボタンを押すだけで簡単に取り外すことができ、また、取り付ける場合は、元の位置に押し込むだけです。

この脱着の手軽さが、掃除の大変さを緩和するものになっています。

 

水洗いだけでファンが綺麗になるようにする

ホーロークリーンレンジフードのシロッコファンは、水洗いだけで汚れが落ちる塗装がなされています。

そのため、数ヶ月に1回程度の頻度で掃除をしていれば、水洗いや水拭きでも十分に綺麗な状態を保つことができます。

 

実際に使用している状況

ホーロークリーンレンジフードを設置して1年弱となりましたが、その使用状況について紹介します。

 

ホーロー整流板

ホーロー整流板は、取り外し可能でシンクなどで丸洗いができます。

ただ、丸洗いまでしなくても、拭くだけで簡単に汚れを落とすことができます。

今は、概ね週に1回のペースで整流板全体を水拭きしていますが、それだけで十分に綺麗な状態を維持できています。

時々、気が向いたときに中性洗剤を浸した布で拭くこともありますが、特に汚れているからということではなく、キッチンを掃除するついでに拭いているという感じです。

ただ、細かいところまで完全に拭き取れているわけではないと思うので、1年に1回ぐらいは丸洗いをしようかと思っています。

 

ホーローグリスフィルター・ホーローオイル受け

ホーローグリスフィルターおよびホーローオイル受けについては、食洗機で洗うことができるので、整流板を掃除するついでに取り外して食洗機で洗っています。

説明書を見ると、ホーローグリスフィルター・ホーローオイル受けは、1ヶ月に1度程度掃除をすれば良いことになっているのですが、取り外しも簡単ですし、食洗機で洗うのであれば手間もかからないので、整流板と同じ週1回のペースで洗っています。

おかげで、これも綺麗な状態を維持できています。

 

ホーローシャットアウトパネル

ホーローシャットアウトパネルも、整流板の掃除と合わせて週1回のペースで水拭きをしています。

整流板と同様に、水拭きだけでも綺麗な状態を維持できていますが、たまに中性洗剤を浸した布で拭いているという状況です。

表面が平らで滑らかなので、手入れは簡単です。

 

シロッコファン

シロッコファンは食洗機で洗うことができないので、水拭きか水洗いをしています。

シロッコファンの掃除は数ヶ月に1回を目安にしていますが、レンジフードの汚れの3%しか付着しないという効果のためか、あまり汚れは見られません。

また、水洗いで汚れが落とせるような塗装がされているので、数ヶ月に1回の掃除も大変さはありません。

ファンにベタベタに油汚れが付いてなかなか落ちないといったことはなく、水洗いだけでも十分なぐらいに簡単に掃除ができます。

 

ホーロークリーンレンジフードのその他の機能

その他、ホーロークリーンレンジフードの特徴として、コンロあるいはIHヒーターを利用すると自動的にレンジフードが運転を開始する機能や、お手入れ(掃除)時期を知らせるお手入れサイン機能などがあります。

 

また、整流板については、マグネットで固定する方式のものと金具で固定する方式のものがあります。

マグネットで固定するものは、開閉が簡単にできるうえに、スピードを抑えてゆっくり開くようになっています。

そのため、レンジフードの正面の壁に整流板が激突してしまうといった心配がありません。

ただ、マグネット固定式の方が、金額は多少高くなります。

今回のリフォームでは、少しでもコストを抑えるために金具で固定する方式のものを採用しましたが、マグネットの方が使いやすかったかな という気も若干しています。

 

こうした使い勝手については、是非ショールームで確かめてみて下さい。



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以上、ホーロークリーンレンジフードの特徴と、それを実際に使った状況について紹介しました。

綺麗な状態をキープできるレンジフードなので満足していますが、さらに言うと、シロッコファンも食洗機で洗うことができるとなお良いのだけれど‥ と思うところです。


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