中古マンションを購入し、リフォームを行いました。
その中で、従来浴槽が配置されていたバスルームについては、浴槽を撤去し、シャワールームに変更しています。
もともと、浴槽にお湯をためて入るという習慣がほとんどなかったので、浴室をなくして空間を有効に活用したかった ということもありますが、浴室の掃除を省力化したいという思いもありました。
そのため、シャワールーム内もできるだけシンプルにし、必ずしも無くても良いものや清掃の負担となるものは、極力排除するようにしました。
その状況を紹介します。
シャワールームのシンプル化で考えたこと
浴槽付きのバスルームをシャワールームに変更したことが根本的なシンプル化ではありますが、シャワールームの中も、各部をできるだけ簡素にするようにしました。
結果的にはシンプル化したことにより、その分のコストも低減されたので、二重のメリットとなっています。
具体的内容は、以下のとおりです。
- 棚は配置しない
- カガミは配置しない
- シャワーフックスライドバーは配置しない
棚は配置しない
一般的に、バスルーム内には、シャンプーやボディーソープなどを置くための棚がありますが、そういった棚は配置しませんでした。
バスルーム内の棚は、汚れが付着しやすいうえに掃除がしにくく、また、棚に置いたシャンプーなどのボトルの底も汚れがちになります。
そのため、棚の配置はやめ、シャンプーなどは手すりの部分に吊り下げる形で置くようにしました。
棚をやめると、シャワールームの中の形は単純化して掃除がしやすくなるうえに、シャンプーなどのボトルの底の水切れも良くなり、汚れにくくなります。
カガミは配置しない
バスルームのカガミは、時間が経過すると確実に水垢などが付着し、その機能を果たさなくなるだけでなく、非常に見苦しい状態となってしまいます。
もちろん、こまめに水垢取りをすれば良いのかもしれませんが、そもそもバスルームにカガミがどうしても必要というわけではないですし、そのために掃除の負担を増やすのも不合理なので、カガミの配置はやめました。
シャワーフックスライドバーは配置しない
シャワーフックスライドバーというのは、シャワーフックの高さを自由に調整できる縦型のバーのことです。
シャワーフックスライドバーを配置しない場合には、シャワーフックを2ヶ所に配置するというのが標準的な仕様となります。
一般的には、立ってシャワーを使う時の高さに合わせた位置と、座ってシャワーを使う時の高さに合わせた位置の2ヶ所に配置することになります。
シャワーフックスライドバーについても、カガミと同様に、時間が経過すると水垢で汚れてしまい、なかなかキレイになりません。
もちろんこれも、こまめに掃除をすれば良いことなのだとは思いますけど・・。
ただ、シャワーの高さをそんなに微妙に調整する必要があるのかというと、決してその必要性が高いとは思えません。
実際、今までシャワーフックスライドバーを利用していましたが、高さを変えるのは面倒なので、ほとんど固定で使用していました。
むしろ、シャワーフックスライドバーで高さ調整を行うよりも、立ったとき、座ったときの2ヶ所の高さが決められていた方が、結局は使いやすいのではないかと常々思っていました。
そのため、シャワーフックスライドバーは配置せず、シャワーフックを2ヶ所に配置するというシンプルな形を選びました。
リフォームの状況
浴槽付きのバスルームからシャワールームにリフォームした状況は、こちらを参照下さい。
⇒ バスルームリフォーム/浴室(浴槽)からシャワールームへの変更と費用
その他、棚、カガミ、シャワーフックスライドバーなどを除外したシャワールームの状況は下の写真のとおりです。
できるだけ物を排除したため、すっきりしました。
浴槽をなくしたこと以外は、それぞれ細かい項目であり、大きなコストダウンになっているということではありませんが、それでも物が増えればその分の費用はかかります。
しかも、それが必ずしも必要でなかったり、それによってかえって管理が大変になったりするのであれば、最初からない方がよっぽど良いということもあります。
リフォームなどの際、特に意識せずに、当然のように配置してしまうものや、あった方が良さそうだという感覚的な判断で配置してしまうものもあるかもしれませんが、結果的にそれが無駄になるだけでなく、支障になるといったこともあり得ます。
見て、触れて、納得。顧客満足度の高いタカラスタンダードのショールーム
一旦、ミニマムの視点になるというのも、ひとつの方法ではないかと思います。
コメント