沖縄県本部町の『ホテル オリオンモトブリゾート＆スパ』の宿泊記です。
今回は、クラブウイングのジュニアスイートに宿泊しました。
ホテル オリオンモトブリゾート＆スパ
ホテル オリオンモトブリゾート＆スパは、沖縄本島北部の本部町（もとぶちょう）にあります。
海を挟んで伊江島があり、通称『伊江島タッチュー』と呼ばれる城山が象徴的に見えます。
那覇空港からは車で２時間程度と、アクセスには時間がかかりますが、ホテルの周辺には『備瀬のフクギ並木』や『備瀬崎』、『海洋博公園』などがあり、それらの場所に行くことを予定している場合には、非常に便利な立地です。
ホテルは、オーシャンウィング（一般客室）とクラブウイング（スイートルーム）に分かれています。
なお、クラブウイングに宿泊できるのは、12歳以上に限定されています。
また、クラブウイングには専用のラウンジがあり、チェックイン、チェックアウトをここで行うほか、ソフトドリンクやアルコール類、スイーツ、おつまみ等のサービスがあります。
ホテル内には、プール、温泉、複数のレストラン、宴会･会議場、スパなどがあるほか、コインランドリーやインターネットコーナーもあります。
また、庭はイベント会場にもなっています。
なお、ホテルの目の前にあるビーチ（エメラルドビーチ）は海洋博公園内の施設であり、ホテルとは別施設です。
公共で運営しているので、比較的安全な管理が行われていますが、どちらかというとファミリー向けといった感じです。
クラブウイング
クラブウイングの棟内は、スイートルームの宿泊者だけが利用できるようになっています。
クラブウイングには今回宿泊したジュニアスイートのほか、クラブスイート、ロイヤルスイートの部屋があります。
それぞれの部屋は、以下のようになっています。
- ジュニアスイート（18室）：66m2 定員２名
- クラブスイート（３室）：82m2 定員２名
- ロイヤルスイート（２室）：123m2 定員２名
クラブウイング宿泊者には、以下のサービスがあります。
クラブラウンジ
- ソフトドリンク12:00～20:00
- アルコール14:00～20:00
- ティータイム 15:00～17:00 … １プレートのスイーツ
- バータイム 18:00～19:30 … 1プレートのおつまみ
客室に置かれているビール、泡盛、コーヒーなどの飲み物はすべて無料なのですが、ほとんどラウンジを利用していたので、部屋の飲み物はあまり減りませんでした。
スイーツは、結構本格的なものが提供されます。
ティータイムが15：00～17：00なので、観光に出かけている時間と重なりがちですが、滞在中に一度はゆっくりとホテル内でティータイムを楽しむのも良いと思います。
バータイムのおつまみは、小さな器に入ったものが５品ぐらい出てきます。
アルコールもサービスされるので、普段からアルコール中心で夕飯を済ませてしまう人の場合は、ここのバータイムだけで足りてしまうかもしれません。
インフィニティプール
4月～10月はクラブウイング専用のインフィニティプールを利用することができます。
また、エアコン付個室カバナ（休憩所）を以下の料金で利用できます。
- スタンダード（5室 ）: 1日 5,000円
- デラックス（1室） : 1日 8,000円
今回の宿泊では、３時間以内であれば無料でスタンダードの部屋を使うサービスが付いていましたので、２回ほど利用しました。
あえてこのプールを利用する必要があるかというと微妙なところですが、インフィニティプールはクラブウイングの宿泊者しか利用できないため、必然的に12歳未満の子供はいないことになります。
プールサイドで静かにゆっくり過ごしたいという場合には、利用価値はあると思います。
ジュラ紀温泉『美ら海の湯』
クラブウイングの宿泊者は、オーシャンウィング５Fのジュラ紀温泉『美ら海の湯』に滞在中何度でも入浴することができます。
海を眺めながら入浴できる非常に気持ちの良い温泉施設です。
なお、オーシャンウイングに宿泊の場合は、大人1,650円の利用料金が必要となります。
1,650円は多少高額な感じですが、夕方に行くとかなり混んでいます。
利用時間は、6:00～10:00／15:00～24:00ですので、早朝または、15：00ぐらいに行くと、比較的空いています。
ルームサービス
クラブウイングの宿泊者はルームサービスをご利用できます。
今回は、朝食はすべてルームサービスとしました。
夕食にも一回、ルームサービスを利用しています。
朝食のルームサービスは、洋食か和食のどちらかを選べるので、一日おきに洋食と和食を頼みました。
洋食は、大量のパンが付いてきます。
その他もちょっと重い感じで、とても食べきれませんでした。
残すのがもったいないと思う場合には、事前に少なめにしてもらう方が良いかもしれません。
和食も、ご飯は多めに付いてきますが、全体的には洋食ほど重い感じではありません。
普段からあまり朝食を食べる習慣がない場合は、和食の方が良いかもしれません。
駐車場
クラブウイングには、ホテル２階の入口の目の前に、専用の屋根付き駐車場があります。
駐車場からホテル入口まであまり歩かなくて良いという点と、雨の日でも濡れないというメリットがあります。
スパ（タラソスパ）
今回の宿泊には、琉球古代海水プール＆サウナ（45分）の利用券が付いていたので、利用してみました。
プールの中に入り、高圧の水流ジェットで全身の各部を順次マッサージしていくというもので、割と気持ち良く、あっという間に45分が経ってしまいました。
予約制なので、そんなに多くの人が同時間に重なることはないのですが、あまり広くない場所なので、他の人と時間が重なる場合は、少し気を遣うかなという感じでした。
コインランドリー、インターネットコーナー
コインランドリーとインターネットコーナーもクラブラウンジ専用のものがあります。
コインランドリーは、無料で利用できます。
ジュニアスイート
ジュニアスイートは、66㎡のワンルームと広いテラスで構成されています。
２人で使うには、十分な広さがあります。
伊江島を正面に見る西向きの間取りなので、午後は思い切り西日が入ります。
リビングとベッドスペースの間は、特に仕切りはありません。
ベッドは、幅120cmのダブルベッドが２台です。
カウンターには、コーヒーマシン、ウイスキーの小瓶、ナッツのおつまみなどが準備されています。
また、冷蔵庫の中には炭酸水、さんぴん茶、オリオンビール、泡盛ハイボール、ノンアルコールビール、コカ･コーラが入っており、飲んだ分だけ毎日補充されます。
食器は、グラスはたくさんあるのですが、コーヒーカップは１セット（２客）しかなく、もう１セット欲しいと思う場面もありました。
洗面所はボウルが２つあります。
定員２名の部屋でボウルが２つ必要だろうかとも思いましたが、それなりに便利でした。
アメニティは非常に充実しています。
ブラシやボディタオルなどは、使い捨てるのはもったいない感じでした。
ただ、下の写真に写っている雪肌精は、最初に準備されている以降は補充がありません。
浴室は、洗い場が非常に広く、濡れた衣類などを一旦置いておくのに便利です。
扉はガラスなので、少し重いです。
テラスは広く、テーブルセットとデッキチェアが置いてあります。
午前中は日が当たらないために比較的涼しく、夕方はサンセットが望めます。
朝食のルームサービスは、毎日このテラスで食べました。
これだけの広いテラスは、他のホテルにはない特徴だと思います。
食事
朝食は、毎日ルームサービスとしましたが、その他、昼、夜に何度かホテル内のレストランを使いました。
VEGA
昼食時に一度、ロビーラウンジ 『ヴェガ』を利用しました。
海が見える開放的なレストランで、テラス席もあります。
ミックスサンドイッチとボロネーズパスタを頼みました。どちらも美味しかったですが、ホテル価格なので、ちょっと高めです。
スペシャリティ銀河
夕食で一度、カウンターレストラン『スペシャリティ銀河』を利用しました。
今回の宿泊では、夕食が１回付いており、和食か中華を選ぶようになっていたので、沖縄らしい料理を期待して和食のスペシャリティ銀河での食事を選びました。
カウンター席と個室があり、カウンター席に通されたのですが、他にお客さんはいませんでした。
個室には何組かお客さんがいたようですが、やや高価なレストランのためか、かなり空いていました。
今回は夕食が付いていたので利用しましたが、そうでなければ、入るのにちょっと躊躇する感じがあります。
席は、海を見渡せるようになっており、ちょうどこの日は、伊江島タッチューの背後に夕日が沈むタイミングに遭遇したことから、非常に神秘的な光景を目にすることができました。
メニューは和のコースで、基本的に地元の食材を使っており美味しかったのですが、量がとにかく多かったです。
アルコール中心の食事の人にとっては、食べきれる量ではないと思います。
なお、カサゴの鮨を始めて食べましたが、カサゴは生ではなく、唐揚げで食べた方が美味しいと思います。
嘉例（カリー）
夕食で一度、うちなー居酒屋『嘉例（カリー）』を利用しました。
ここは、比較的お手頃価格な店で、家族連れが多く、結構混んでいます。
メニューも、居酒屋的なものがほとんどですが、一部、和食のスペシャリティ銀河と重なっているようなところもあります。
ここでは、好きなものを少量頼んで、アルコール中心の食事を楽しむということができます。
ホテル周辺観光
ホテル周辺には、前出のとおり『備瀬のフクギ並木』や『備瀬崎』、『海洋博公園』などがあります。
また、『伊江島』や『水納島』といった離島にも行きやすい環境にあります。
備瀬のフクギ並木・備瀬崎
備瀬のフクギ並木は、防風林として植えられたフクギの下を涼しく散策できるコースです。
ちょっと鬱蒼とした感じもあります。
このフクギ並木だけを目的に観光するというものではなく、備瀬崎や海洋博公園とセットで散策コースに取り入れるといった場所かと思います。
備瀬崎は、新型コロナの流行期間中に来訪者が減ったためか、その前よりも綺麗になった気がします。
海の中に入らなくてもトロピカルな魚を見ることができるので、フクギ並木と合わせて散策しては、と思います。
岩場で潮の流れが速く、監視員もいないので、海の中に入るのであれば、ライフジャケット、マリンシューズ等を着用し、ケガをしないように肌の露出を極力少なくする必要があります。
海洋博公園
ホテルに隣接する海洋博公園は、未開園部分を含めて77.2haの巨大な公園です。
『エメラルドビーチ』や『美ら海水族館』のほか、見どころもたくさんあります。
今回は、美ら海水族館には入館しなかったのですが、無料で見ることができるイルカショーなどは観覧してきました。
ホテル直近の公園なので、夕方の少し涼しくなった時間などに散策すると良いと思います。
なお、現地で並ばずに『美ら海水族館』のチケットを購入したい場合は、こちらから入手できます。⇒ 美ら海水族館WEBチケット
水納島
水納島には、今回初めて行きました。人口50人あまりの小さな離島です。
ホテルから車で10分程度の距離にある渡久地港から、船に乗って15分ぐらいで到着します。
今回、渡久地港を9:00に出る 朝一の船に乗ったのですが、結構混んでいました。
水納港の目の前にすぐ水納ビーチがあり、着いた時には、パラソルが２～３本立っていただけでした
割と静かな海だと思い、好きな場所にパラソルを立てたのですが、２便、３便の船が到着すると、ビーチはパラソルで埋め尽くされていきました。
ツアーで来ている人も多いようで、次から次へとアクティビティに参加して、せっかくパラソルを立てても、そこでゆっくりしている時間がほとんどないような人も見られました。
魚は、ピンポイントで集まっている場所があり、そこそこ見ることができます。
管理の行き届いた海水浴場でありながら、シュノーケルでこれだけの魚を見ることができれば、結構満足できるのではないかと思います。
沖縄観光の便利アイテム
マリンレジャーの便利アイテムです。
フルフェイスシュノーケル
シュノーケルは長年やっているのですが、数年前からマスクとシュノーケルが一体化したフルフェイスのものを利用しています。
海中に潜る場合は別ですが、水面を泳ぎながら魚を見る場合には、圧倒的に便利です。
楽に呼吸ができ、長時間、水に顔をつけていることができます。
現地でシュノーケルをレンタルする予定の人もいると思いますが、マウスピース型のものは口が疲れますし、そもそも口につけるものをレンタルすることに抵抗がある人もいるかと思います。
フィンやライフジャケットなど、他の物は現地でレンタルしても良いと思いますが、シュノーケルだけはフルフェイスのものを自前で準備していった方が良いと思います。
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サーフポンチョ
これは、今年から利用しています。
特に沖縄観光などでは、海から上がった後に飲食店に入ったり、車を運転したりすることが良くあります。
その際、着ているものが濡れていると迷惑がかかりますし、建物内などでは非常に寒い思いをします。
また、ずっと濡れたものを着ているということ自体が不快でもあります。
そのため、今年からはサーフポンチョを利用しています。
サーフポンチョは、吸水性の高いマイクロファイバーなどの素材を使ったポンチョです。
水着を付けた上に着ると防寒になりますし、ポンチョを着た中で着替えることもできます。
あるいはポンチョの中で水着を脱いだ状態のままでいても、何の問題もありません。
海やプールなどから、気軽に次の行動に移ることができるので、非常に便利なアイテムです。
今年購入したのは、THREE WEATHER（スリーウェザー）とFruition（フリューション）の２着ですが、圧倒的にFruition（フリューション）のサーフポンチョの方が良いものでした。
THREE WEATHER（スリーウェザー）のサーフポンチョは、無地でシンプルな感じが良かったのですが、水着の上に着ると、ポンチョの表面まで湿った感じになり、そのまま飲食店の椅子になどに座ることができるといった感じではありません。
そして、とにかく乾燥が遅いというのが最大のデメリットです。
洗濯後、乾燥機に２回かけても、まだ湿った感じがあり、さらにしばらく干しておく必要があるほど乾燥しにくい素材です。
一方、Fruition（フリューション）のサーフポンチョは、水着の上に着ても表面は比較的さらさらしていますし、乾燥もTHREE WEATHER（スリーウェザー）のものより圧倒的に早いです。
金額的にはFruition（フリューション）の方が多少高かったのですが、こちらの方が、利用価値が高いものでした。
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オリオンモトブリゾートは沖縄の中でも満足度の高いホテル
これまで、沖縄のホテルを数多く利用していますが、オリオンモトブリゾートは、その中でも満足度の高いホテルでした。
空港からは比較的距離がありますが、目的とする観光地に近ければ、かえって利便性の良い場所にあるホテルであるとも言えます。
おそらく、近いうちに再訪するホテルになるのではないかと思います。
以上、オリオンモトブリゾート ジュニアスイート（クラブウイング）の宿泊記でした。
参考）はいむるぶし宿泊記
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