中古マンションを購入し、リフォームを行いました。
その中で、浴室(バスルーム)については、浴槽を撤去してシャワールームに変更しました。
シャワールームをつくるにあたっては、各社のショールームなどを何回も見て回り、条件に合うものを探しました。
そして、最終的にタカラスタンダードの『ぴったりサイズシャワーユニット』を採用することにしました。
ここでは、今回工事を行った『ぴったりサイズシャワーユニット』について紹介します。
シャワールームのつくり方
シャワールームのつくり方として、シャワーユニットを利用する方法と造作する方法とがあります。その他、ユニットと造作を組み合わせた方法もあります。
シャワーユニットは、メーカーが工場で製作した製品を現場で組み立てるものです。
造作よりも低価格で工期も短く、防水性にも優れていることから、ほとんどの場合にはシャワーユニットが利用されています。
一方、造作はオーダーメイドでつくるものです。
すべて自分の好きなように仕上げることができますが、価格はユニットよりも高く、工期も長くなります。
基本的に、マンションの場合には、完全に造作でシャワールームをつくるということは考えにくく、ユニットを利用するのが一般的です。
シャワーユニット選択の条件
今回の場合も、メーカーが製作するシャワーユニットの中から製品を選択をしています。
選択の条件として、以下のことを考えました。
- 汚れにくく、掃除がしやすい
- 保温性に優れている
- 現場の形状に合わせた形にできる
汚れにくく、掃除がしやすい
掃除の負担を減らしたいというのが一番の希望でしたので、汚れにくく、掃除がしやすいということを最優先の条件としました。
これまで、浴室については、汚れやすいうえに汚れが落ちにくく、また、掃除をする際の腰への負荷が非常に大きかったので、とにかくそういった負担を軽減したいと思っていました。
保温性に優れている
当地は、冬の寒さが非常に厳しい地域であるため、保温性に優れている製品とすることを条件としました。
基本的に、主要なメーカーの製品は、それぞれ保温対策を行っているものが多いので、その中から選択するようにしました。
現場の形状に合わせた形にできる
今回の場合は、マンションの浴室を概ね半分の面積にしてシャワールームに変更する といったリフォームであったため、その空間をできるだけ無駄なく利用できることを条件としました。
また、既存の浴室には南面に富士山を望むことができる窓があったため、その窓をそのまま利用できるシャワールームとすることを条件としました。
選択したシャワーユニット
上記条件を基に、ショールームなどをまわり、最終的にタカラスタンダードの『ぴったりサイズシャワーユニット』を選択しました。
その特徴は以下のとおりです。
タカラスタンダード『ぴったりサイズシャワーユニット』の特徴
壁がホーローで汚れにくい
タカラスタンダードの製品の特長は、何と言ってもホーローです。
ホーローは、金属とガラス質が結合した素材で、金属の強さを持ちながら、表面がガラス状になっているという特徴をもっています。
『ぴったりサイズシャワーユニット』では、このホーローパネルを壁の部分に使用できるので、それを選択しました。
ホーローパネルは、キズがつきにくく、キズから発生するカビや汚れを防ぐことができます。
また、表面がガラス質のため、汚れにくく、汚れを落とすのも簡単です。
普段は、入浴後にシャワーで洗い流すだけで十分ですし、掃除の時も、スポンジだけで洗剤なしでキレイにすることができます。
シャワールーム内の汚れにくさ、そして汚れの落としやすさといった面では、タカラのホーローパネルが最も優位と感じました。
床は傷つきにくいタイルで掃除が簡単
『ぴったりサイズシャワーユニット』の床は、キープクリーンフロアという傷つきにくいタイルとなっています。
また、タイル表面のコーティングにより水はけを良くすることや、目地幅を小さくして汚れやカビ防ぐといった工夫もされています。
ただ、床の掃除のしやすさについては、他社でも工夫されているものがあり、必ずしもタカラスタンダードが最も優位という印象でもありませんでした。
しかし、壁と床を総合的に見ると、やはりタカラが最も掃除の負担を減らせそうに思えました。
ドアにパッキンがないためカビを抑制
『ぴったりサイズシャワーユニット』のドアは、パッキンがなく、換気口がタテ型のキープクリーンドアとなっています。
ドアパッキンやドアの換気口は、浴室の中でも特に汚れやカビなどが付きやすく、また落としにくい部分です。
以前、自身のマンションを売却するためにハウスクリーニングを行った時には、パッキンや換気口を掃除するのにかなり苦労しました。
そのパッキンがなくなり、換気口がタテ型になっているので、圧倒的に汚れやカビを防ぎやすいものとなっています。
これについては、他にも何社か、同等の仕様になっているものもありました。
全体を保温材で覆っているため暖かい
『ぴったりサイズシャワーユニット』の保温は、パーフェクト保温といって、天井・壁・床を保温材でまるごと包み込んだものとなっています。
なお、保温については、主要なメーカーでは概ね同等の仕様を有しています。
現場の寸法、形状などに合わせてオーダーできる
他社製品にはなく、『ぴったりサイズシャワーユニット』だけがもっている特徴が、現場の寸法、形状などに合わせてシャワールームをオーダーすることができるというものです。
今回のシャワールームは、現状の浴室の半分の面積に合わせたうえに、既存の窓をそのまま利用しましたが、その他、浴室内に梁や柱などの支障物がある場合も、それに合わせた形にすることができます。
ユニットでありながら、現場の寸法や形状に合わせることができるといった製品は他にはなく、特にリフォームのような制約条件がある中でシャワールームやバスルームを配置する場合などには、最適なのではないかと思います。
今回のリフォームで完成したシャワールームは下の写真のとおりです。
なお、タカラスタンダードのカタログやホームページは、何が標準仕様で、何を組み合わせられるのかなど、いまひとつ分かりにくいところがあります。
会社自体は、こだわりを持ち、独自性の高い会社なのですが、カタログやホームページのつくり方は、いまひとつという感じがします。
リフォームを考える際には、必ずショールームを訪れ、自身の条件に合せて比較検討することをおすすめします。
将来に向けて見学に行くだけでも楽しいと思います。
特にリフォームの時期が決まっていなくても、丁寧に対応してもらうことができます。
見て、触れて、納得。顧客満足度の高いタカラスタンダードのショールーム
以上、『ぴったりサイズシャワーユニット』について紹介しました。
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