システムキッチン:シンク下にビルトイン食器洗い乾燥機を入れたい場合

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システムキッチン:シンク下にビルトイン食器洗い乾燥機を入れたい場合 マンション

 

中古マンションを購入し、フルリフォームを行いました。

その中で、キッチンについては、タカラスタンダードの『エーデル』を採用しました。

タカラの製品を選んだのは、ホーロー素材であることの他に、シンク下に食器洗い乾燥機(食洗機)を入れることができることも理由のひとつでした。

 

いろんな会社のショールームを見て回りましたが、シンク下に食洗機を入れることができるシステムキッチンは、タカラスタンダードの製品しか見当たりませんでした。

 

ここでは、シンク下に食洗機を入れたシステムキッチンを選びたい場合の実例を紹介します。

 

ビルトイン食器洗い乾燥機の分類/『浅型』と『深型』

ビルトインの食洗機には『浅型』と『深型』があります。

食洗機に関する情報をネットで見ていると、浅型より深型の方が大容量だとか、深型だと大きな食器や調理器具を入れることができるといったことが書かれているものがあります。

ただ、これはあくまで、製品の幅が同じもので比較した場合の話です。

 

メーカーにより多少の違いはありますが、ビルトイン食洗機の本体の幅は45cm程度のものが多く、この幅を前提に浅型と深型を比較すると、当然、深型の方が大容量となります。

 

確かに、食洗機は容量が大きなものの方が便利だと思います。

それは、多くの食器を一度に洗うことができるということもありますが、どちらかというと大型の食器や調理器具を入れることができるというメリットの方が大きいと思います。

ただ、浅型でも幅が広い食洗機を選べば、大きな食器や調理器具を入れることは可能となります。

 

ビルトイン食器洗い乾燥機の容量

ビルトイン食洗機は、幅45cm程度のものが多く製造されていますが、そのほかに幅60cm程度のものがあります。

そして、幅45cmの浅型の容量は40ℓ程度、また、幅45cmの深型および幅60cmの浅型の容量は60ℓ程度となっています。

(※ 一部の外国製品にはさらに大容量のものもあります)

 

したがって、浅型でも幅60cmのものを採用すれば、幅45cmの深型の食洗機と同じ容量を確保することができるわけです。

 

ビルトイン食器洗い乾燥機の位置

ビルトイン食洗機を配置する位置は、大きく分けてシンクの下、または調理台の下のどちらかになります。

それぞれのメリットとして次のことが考えられます。

食洗機をシンク下に配置した場合

  • シンクから食洗機に濡れた食器を移動させる際に、床に水が落ちにくい。
  • シンク下には配管があるため、収納スペースとしては利用しにくい形状となっているが、そこに食洗機を配置すれば空間の有効活用が図れる。

 

食洗機を調理台の下に配置した場合

  • 調理台下の場合には、シンクを避ける必要がないため、キッチンの高い位置に食洗機を配置できる。
  • それによって、食洗機をかがまずに利用することができる。

 

ビルトイン食器洗い乾燥機をシンク下に配置したい場合

食洗機をシンク下に配置するメリットは大きいと思いますが、実際には、それが可能な製品は限られてます。

もちろん、キッチンをオーダーメイドで造作する場合には、いくらでも対応可能です。

また、既存のキッチンに食洗機を取り付ける場合も、サイズ的にそのスペースに入るものであれば取り付け可能です。

一方、最初からシンク下に食洗機を入れたシステムキッチンを導入しようとする場合には、タカラスタンダード以外の会社では対応していないため、必然的にタカラの製品に行きつくことになります。



なお、今回のリフォームでは、もともとホーロー素材のキッチンにしたいと考えていました。

タカラはホーロー製品を得意とするメーカーですが、シンク下への食洗機配置についても唯一対応が可能であったため、当然のようにタカラのキッチンを選択するに至りました。

 

ただ、シンク下に食洗機を配置する場合には、条件もあります。

それは、シンク下のスペースに入れることができるのは『浅型』のタイプに限定されるということです。

 

上述のとおり、シンク下はシンク自体の深さがあるため、キッチンの高い位置に食洗機を配置することはできません。

シンク下に食洗機を入れる場合には、調理台下の場合よりも低い位置に配置する必要があり、その結果、利用できる製品は『浅型』のものに限られてしまいます。

 

つまり、シンク下に食洗機を配置する場合、幅45cmの約40ℓの容量のものか、幅60cmの約60ℓの容量のものかの2択ということになります。

シンク下への食洗機配置の適応性

 

今回のリフォームで選択した食器洗い乾燥機

今回のリフォームでは、約60ℓの容量となる幅60cmのものを採用しました。

やはり、大容量の食洗機の方が間違いなく便利なので、そこは迷わずに選択しています。

 

 

なお、現在タカラでは、シンク下に配置可能な食洗機が4タイプあり、次のようになっています。

 

幅が同じものでもそれぞれ2種類あますが、これは食洗機を製造しているメーカーの違いによるものです。

例えば、幅60cmの食洗機では、NPシリーズとTKWシリーズがあり、NPがパナソニック、TKWがリンナイの製品です。

今回採用したのは、NPシリーズ(パナソニック製)です。

 

NPシリーズとTKWシリーズを比べて、決定的にどちらかが良いと判断できたわけではないので、実際に製品を見て、感覚的に使いやすそうな方を選びました。

どちらを選択するのかについては、人それぞれの嗜好によるので、ショールームなどで機能や使い勝手を確認してから決めた方が良いと思います。



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以上、シンク下に食洗機を入れたシステムキッチンの実例について紹介しました。



参考)アイランドキッチンへのリフォーム費用

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