マンションの玄関リフォーム/下駄箱の上部を活用して収納力をアップ

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マンションの玄関リフォーム/下駄箱の上部を活用して収納力をアップ マンション

 

中古マンションを購入し、全面的なリフォームを行いました。

基本的には、柱と梁、そしてどうしても撤去できない壁だけを残して、すべて改修しました。

ただ、玄関については、元々の大きさを変えずに、収納や手すり、塗装、部品交換などの小規模な改修に留めました。

それは、玄関よりも他の部分を広くとることを優先した結果によるものですが、それでも空間の有効活用による収納力向上を図ったり、扉や手すりを工夫したりして、できるだけ使いやすい玄関へとリフォームするようにしました。

ここでは、今回の玄関リフォームについて紹介します。


マンション購入時の玄関の状況

一般的に、マンションの玄関は戸建て住宅に比べて狭い場合が多く、当該マンションの場合も、家具や家電などを運び入れるのに必要な最小限の広さしかありませんでした。

中古マンションとして購入した時の玄関の状況は、下の図のとおりです。

 

玄関は部屋の北側に位置し、扉の横にはメーターボックスがあります。

玄関扉は年代を感じさせるような白色系の塗装です。

玄関内は、0.9m×0.9m程度の土間があり、その正面に1.7m×1m程度の廊下があります。

土間と廊下部分には、10cm程度の段差があります。

そして、土間から廊下にかけて幅1.9m奥行0.4m高さ1m程度の下駄箱があります。

 

下駄箱については、それなりの収容量がありますが、その上部のスペースは何も使われていません。

また、玄関の隣室にあるクローゼットが、玄関側に張り出す形で配置されています。

 

玄関のリフォーム計画

玄関のリフォーム計画では次のことを考えました。

  • 玄関スペースの広さは現況から変えない。
  • 下駄箱の上部空間は棚にして有効利用を図る。
  • 下駄箱およびその上部棚ともルーバー扉とする。
  • 下駄箱や上部棚と一体的な手すりを設ける。
  • 隣室のクローゼットは、玄関側から開閉する収納棚に改修する。
  • 玄関扉の内側塗装、ドアクローザー交換、カギ交換を行う。

それぞれの具体的内容は以下のとおりです。

 

玄関のスペースの広さは現況から変えない

上記のとおり、元々の玄関スペースは必要最小限のものであったため、当初は少しでも広くすることを考えていました。

しかし、家全体の構成を考える中で、玄関よりも各部屋の広さを確保することを優先したいと思い、結局、玄関の広さは現況のままとすることにしました。

 

下駄箱の上部空間は棚にして有効利用を図る

下駄箱の容量は、これから使用するうえでも十分に足りていると思われたため、基本的にはそのまま維持することにしました。

一方、下駄箱の上部空間については有効利用し、下駄箱と一体的な棚を設置することにしました。

 

下駄箱およびその上部棚ともルーバー扉とする

靴の収納については、湿気を防ぐために通気性を確保したいと考えていました。

また、下駄箱上部の棚についても、スポーツ関係の用具などを収納しようと考えていたので、こちらも通気性を良くしておきたいと思っていました。

 

通気性の確保だけを考えると、扉のないオープンの棚にした方が良いのですが、靴も用具もそのまま見えてしまうと、玄関が煩雑な印象となってしまいます。

そこで、下駄箱と上部棚については、全体的にルーバー扉とし、通気性を確保しながら直接的には棚の中が見えないようにすることにしました。

 

下駄箱や上部棚と一体的な手すりを設ける

玄関で靴を履いたり脱いだりするために、手すりは必ず設置したいと考えていました。

ただ、『いかにも手すり』というものが取り付けてあるのは野暮ったいし、収まりが良くないため、下駄箱や上部棚と一体化した『何気ないデザイン』のものを設置することを考えました。

 

隣室のクローゼットは、玄関側から開閉する収納棚に改修する

下駄箱上部に設けた棚以外にも、キャンプ用品や冬タイヤなど、玄関から直接出し入れしたいものが数多くあったので、玄関の隣室にあったクローゼットを改修し、玄関側から開閉する収納棚とすることにしました。

この収納棚についても、キャンプ用品やタイヤ、あるいは傘など、一時的に濡れた状態のものを入れる可能性があることから、通気性確保のために扉をルーバー型とすることにしました。

 

なお、元々隣室で使っていたクローゼットの機能については、いずれにしてもこの大きさでは不足するので、別に確保することにしました。

 

玄関扉の内側塗装、ドアクローザー交換、カギ交換を行う

マンションの場合、玄関扉の外側は共用部、内側は専有部というのが一般的な区分であり、個人でリフォームできるのは内側部分に限られます。

内側部分といっても、共用部に影響するような改変はできないため、現実的に可能なのは、玄関扉内側の塗装の塗り替えやドアクローザーの交換などになります。

また、鍵については厳密にいうと玄関扉の内側ではありませんが、多くの場合は交換が認められています。

 

今回は、せっかくのフルリフォームですので、改修可能な範囲はすべて改修し、できるだけ古い部分を残さないようにしました。

 

玄関リフォームの状況

玄関のリフォーム後の状況は下の図のとおりです。

平面的な構成は大きく変わっていませんが、目に見える部分はすべてリニューアルしています。

 

リフォームが終わり、しばらく利用してみての感想です。

  • 元々、土間部分の面積が狭く、そこに靴を何足か並べてしまうとすぐに土間が一杯になってしましていますが、これは玄関の面積拡大を諦めた結果として致し方ないところなので、できるだけこまめに収納するようにしています。
  • 下駄箱の上段を棚にすることによって、玄関がより狭く感じられるようになるかと思っていましたが、特に圧迫感などはありませんでした。
  • 各収納の扉については通気性を考慮してルーバー扉としましたが、機能だけでなく、その仕上がり感も良いものになったと思います。
  • 手すりについては、下駄箱や上部棚とうまく一体化し、さりげなく、かつ機能的なものができたと思います。
  • クローゼットから改修した収納棚は、床部分の高さを玄関の土間の高さに合わせたため、タイヤなどを出し入れするのに非常に使いやすくなっています。
  • 玄関ドアの内側塗装は、サンプルの色見本を見ながらじっくり考えて決めました。他の場所に設置したロールスクリーンも同じ色で選びましたが、『わずかに深緑を加えた濃紺』といった微妙な色を使ったので、玄関扉とロールスクリーンでは多少の色の違いが出てしまいました。次回リフォーム時の課題にしたいと思います。



以上、中古マンションの玄関リフォームの事例を紹介しました。


参考)無垢の床材にして良かったことと後悔

 

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