タカラスタンダードのキッチンを採用してリフォームを行いました。
タカラスタンダードのキッチンを選んだのは、汚れにくく掃除がしやすいホーロー素材を使用しているためです。
ホーロー製のキッチンには、『エーデル』、『トレーシア』、『レミュー』といったシリーズがあります。

タカラスタンダード ホーロ―キッチンのシリーズ
『エーデル』は最も低価格のシリーズで、色の選択肢はあまり多くありません。
『レミュー』は最もグレードが高いシリーズで、重厚感があり、色も多様な種類から選ぶことができます。
そして『トレーシア』は、その中間的な位置づけとなります。
今回のリフォームでは、キッチン本体には『エーデル』を、カップボード(食器棚)には『レミュー』を採用しています。
色は両方ともホワイトです。
本当は、カップボードも、お手頃価格の『エーデル』にしたかったのですが、設置場所の寸法に合わせるために『レミュー』を採用する結果となりました。
そのため、最も高価格帯の『レミュー』と、最も低価格帯の『エーデル』が、近接して配置されている状況になっています。
確かに、この2つに実際に触れてみると、その重厚感に違いは感じられます。
『レミュー』はいかにもしっかりしている一方、『エーデル』は少し軽い感じがあります。
しかし、同じホワイト色で揃えているので、見た目には『エーデル』と『レミュー』にそんなに違いが感じられません。
ここでは、ホワイト(白)色を選ぶのであれば、低価格帯の『エーデル』であっても決して高価格帯の『レミュー』に見劣りしない といったことについて紹介したいと思います。
ホーロー素材としての機能
ホーローは、金属の表面にガラス素材を密着させたもので、汚れに強い、水に強い、キズに強い、熱に強い、マグネットが付く などの特徴を持っています。
金属へのガラス素材の密着は、金属表面にガラス質の成分(うわぐすり)を吹き付け、高温で焼き付けることによって行います。
この焼き付けの回数が増えるほど素材の重厚感が増すことになり、それが『エーデル』や『レミュー』と言ったグレードの違いに表れてくることになります。
ただ、『エーデル』と『レミュー』では、重厚感の違いはあるものの、ホーロー素材そのものの機能としては基本的に変わりません。
ホーローの、汚れ・水・キズ・熱に強く、マグネットが付くといった機能を純粋に求めるのであれば、どのシリーズであっても、その役割は十分に果たすことができます。
キッチンのグレードによる選択色
タカラスタンダードのホーロー製キッチンである『エーデル』、『トレーシア』、『レミュー』では、それぞれ選ぶことのできる色に違いがあります。
低価格帯の『エーデル』では、ホワイトをはじめ7色から選択ができます。
すべて光沢のある単色となっており、【光沢なし】のものや【柄入り】といった選択肢はありません。
中価格帯の『トレーシア』では、ホワイトをはじめ18色から選択ができます。
その中には、木目調のものなどもありますが、【光沢なし】といった選択肢はありません。
高価格帯の『レミュー』では、ホワイトをはじめ23色から選択ができます。
その中には、木目調のものや、光沢なしといったものもあります。
このように、グレードによって色の選択肢に違いがありますが、人気のホワイトについては共通の選択肢となっています。
ホワイトは、清潔感があること、部屋が広く明るく感じられること、どういった部屋の雰囲気にも合わせやすいこと、シンプルで飽きがこないこと などの理由により、多くの人に選ばれているということです。
あえて特徴的な色・柄のものを採用したいという場合には必然的にグレードの高いシリーズからの選択となりますが、ホワイトを採用したいという場合には、どのグレードからでも選択できるようになっているというわけです。
ホワイトを選択した場合の『エーデル』、『トレーシア』、『レミュー』の違い
『エーデル』、『トレーシア』、『レミュー』には、重厚感に違いがあるほか、収納力や選択可能なシンク・ワークトップ(天板)に違いがあります。
『レミュー』は、他のシリーズに比べて収納空間を有効に活用する工夫がなされており、収納力が高くなっています。
さらに『レミュー』では、ワークトップにクオーツストーンといった高品位のものを選ぶこともできます。
また、タカラスタンダードには、『家事らくシンク』という調理作業を効率的に行うことができる人気のシンクがあり、このシンクを選択することができるのは『レミュー』か『トレーシア』に限られます。
そのため、どうしても『家事らくシンク』を採用したいという場合には、『エーデル』よりも上位のキッチンを選択することになります。
一方、ホワイト色で、できるだけコストを抑えたホーロー製のキッチンを選びたい ということであれば、間違いなく『エーデル』はおすすめの製品となります。
重厚感や収納力、あるいはシンク、ワークトップなどの選択肢を踏まえたうえで、『エーデル』の仕様に不都合を感じないのであれば、コストパフォーマンス的には『エーデル』を選ぶのが妥当ではないかと思います。
『エーデル』と『レミュー』を並べても見劣りを感じない
今回のリフォームで、『エーデル』のキッチン本体と『レミュー』のカップボードを配置した状況が下の写真です。

リフォームの状況
一見すると、キッチンもカップボードも同一の仕上がりで、同じシリーズの製品のように見えます。
高価格帯の『レミュー』に対して、低価格帯の『エーデル』が決して見劣りしていません。

『エーデル』のキッチンと『レミュー』のカップボード
直近まで近づいて、あえてその違いを見比べてみると、ようやく『レミュー』の【色合いの深み】みたいなものが感じられます。
そして実際に触れてみると、『エーデル』の方が金属的な感じが強く、『レミュー』の方が金属感が和らいでいます。
しかし、今回のように両者を並べて見ただけでは、その違いはほとんど意識されません。
「来客が多いので、できるだけ高質なキッチンにしたい」とか、「個人で使うにしてもグレードにこだわりたい」などといった希望が特になければ、『エーデル』を選択するのは適正な判断ではないかと思います。
なお、『エーデル』では、引手部分が本体と同色のハンドル引手となります。
外観的に、色の見劣りはしないのですが、引手部分の形状については好みが分かれるところかと思います。

エーデルの引手『ハンドル引手』
個人的には、引手部分の選択ができないというところが『エーデル』の最大の欠点だと思っていますが、その形状に異存がないのであれば、『エーデル』のホワイトは、おすすめできる製品だと思います。
是非、タカラスタンダードのショールームで見比べてみて下さい。
見て、触れて、納得。顧客満足度の高いタカラスタンダードのショールーム
以上、ホワイト色を選ぶのであれば、低価格帯の『エーデル』でも、高価格帯の『レミュー』に決して見劣りしないことについて紹介しました。
参考)ショールームでの確認事項
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