家(マンション・戸建住宅)を早く高く売却するための広報用写真撮影

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家(マンション・戸建住宅)を早く高く売却するための広報用写真撮影 マンション

 

2年程前に自宅を売却し、地方に移住しました。

自宅を売却する際には、他の場所への引越しを先に決め、家具などをすべて搬出してから販売活動を行いました。

一方、家具などは置いたまま、あるいは、その家に住みながら販売活動を行うといった方法もあります。

 

家具を置いたまま、あるいはその家に住みながら販売する場合、あまりにゴチャゴチャしていると内見に来た人に良い印象は与えませんが、そこで生活するイメージが実感できるという意味ではメリットもあります。

逆に、家具をすべて搬出して家の中を空っぽにした場合、内覧に来た人は純粋にその部屋の間取りを把握することはできますが、そこでの生活の臨場感は得られません。

特に、物が何も置かれていないと、置いてある場合よりもかえって部屋が狭く見える場合もあります。

また、売却する立場として、その家の使い方をPRしたい部分があっても、実際に物が置かれていないと、いまひとつ説得力に欠けてしまいます。

 

そこでここでは、自宅を売却する際、家具を搬出する前に販売広告用の写真撮影をしておくと、早く・高く売却できる可能性があることについて紹介したいと思います。

 

自分が使っている家具を利用して写真撮影

一般的に、住宅のモデルルームに行くと、その家の使い方の一例として、家具や小物、あるいは植物などが置かれています。

これは、モデルルームを見に来た人に対し、その部屋の使い方を具体的にイメージしやすくするためのものです。

また最近では、中古物件においても、モデルルームのように家具を配置し、その物件に対する印象を高めようとする例も見られます。

このように、内見のためにあえて家具などを配置する方法は『ホームステージング』と呼ばれ、そのための家具や小物などをレンタルしている企業もあります。

こうした『ホームステージング』によって、早く・高くその物件を売却することが期待できるようになります。

 

例えば、ホームステージング白書2020(一般社団法人 日本ホームステージング協会)によると、不動産仲介においてホームステージングを行った場合には、多くの場合で成約まで(買主が決まるまで)の期間が短くなったとされています。

そうはいっても、一般の売主が自宅を販売する際に家具等をレンタルしてまで『ホームステージング』を行うのは、なかなか大変なことです。

しかし、実際に自分が使っていた家具をうまく活用し、広報用の写真を準備しておくだけであれば、何もコストがかかるものではありません。

その後、家具をすぐに搬出してしまったとしても、広報用に家具を配置した写真を残しておけば、内見者はその写真を見ながら生活のイメージを具体化することができるようになります。

 

撮影に利用する家具の選択と演出

既存の家具を活用することによって『その部屋での暮らしをイメージしやすくする』とはいっても、今まで生活していたそのままの状態では、モノが多く、煩雑に見えてしまうこともあります。

そのため、基本的には広報用に演出が必要となります。

まずは、既存の家具の中から、写真写りが良さそうな家具を選択する必要があります。

 

そしてそれらを、空間を狭く見せないように使いやすく配置して、印象が良くなるような位置方向から撮影を行います。

いわゆる、『映える写真』を撮るということになります。

撮影した写真を不動産会社に渡せば、物件紹介のホームページやチラシ等へ掲載してもらうことができます。

 

なお、不動産会社がホームページやチラシに掲載する写真は、一般的には、その不動産会社の担当者が撮影したものを使用します。

しかし、中には『何故こんな写真を使っているのだろうか』と疑問に思うような、印象の良くない写真が使用されていることもあります

そのため、いずれにしても広報用には、自らでその物件のPRになるような写真を撮影し、準備しておいた方が良いと思います。

 

スケール感を把握できる家具の配置

上述したように、家具が何も置いていない部屋は、かえって狭く見えることがあります。

例えば、今まで家具を置いて利用していた場所なのに、そういったものが実際に配置されていないと、『この場所に家具を置いたら使い難いのではないか』と思われてしまうようなこともあります。

 

一例として、現在使用している仕事部屋の写真を下に示します。

何も物が置いていないと非常に狭く、ここに机やイスを置いたら身動きできなくなりそうな感じにも見えると思います。

机・イスを配置する前の仕事部屋

 

実際、決して広くはない空間なのですが、それでも机やイス、棚などを置いても、仕事をするスペースとしては十分に機能しています。

机・イス・棚を配置した仕事部屋

 

こうした写真があれば、同様にここを在宅ワークの場所にしようとか、書斎にしようとか考えている人にとって、そのスケール感を認識してもらえるのではないかと思います。

 

バルコニーや庭の使い方の演出

部屋の中と同様に、バルコニーや庭のある家では、その使い方について広報用の写真を撮影しておくのも効果的です。

例えば花を飾ったり、イスとテーブルを配置したり、近年流行のアウトドアグッズを配置したりといったことが考えられます。

特に、そのバルコニーの広さ、あるいはそこからの眺めなどをPRしたい物件の場合には、演出した写真を準備しておくと効果が高いと思います。

 

一例として、自身が売却した物件の庭の写真を下に示します。

当初、不動産会社で撮影した写真は、単にその庭の存在しか認識できないものでした。

それではあまりにつまらないと思い、今まで利用していたアウトドア用のテーブルやイスを改めて庭に持ち込み、自身で下のような写真を撮影し、不動産会社に渡してホームページ等に掲載してもらいました。

室内から見た庭(左)と庭に配置したテーブル・イス(右)

 

実際、そのマンションを次に購入した人が、その庭をどういった形で使用するのかは、また別の話です。

しかし、少なくとも使い方の一例として具体的にイメージできること、あるいは別の使い方をするにしても、そのスケール感を把握できるという意味では、テーブルやイスが置いてあると、その手助けになります。

 

写真撮影のための演出にあたって

広報用の写真撮影は、必ずしも今までこんな形で使っていたという状態を見せるわけではなく、この家は、こんな形で利用することができるという提案を行うためのものです。

ですから、その物件を販売する立場として、その使い方を最大限PRできる演出を行いたいところです。

もちろん、今まで非常にオシャレな生活をしていた場合には、特に改めて演出を行うことなく、そのまま写真撮影を行えば良いことですが…。

 

なお、『こんな形で使えます』という演出を考えていると、自分でも、今までそうやって使えばよかったと思うことが出てきたりします。

特に、バルコニーや庭などは、『もっと有効に使えばよかった』と、その家を手放すときにようやく気付いたりします。

ただ、そういったアイデアは、次の居住先で活かせるのではないかと思います。

 

使い方をPRした物件は目に留まりやすい

以上、自宅の売却にあたり、すべての家具を搬出する前に、販売広告用の写真撮影をしておくことについて、その例を紹介しました。

多くの不動産会社あるいは不動産の情報サイトに掲載されている物件の写真は、空室の状態のものであり、スケール感やそこでの生活のイメージを持ちにくいものになっています。

その中に、使い方をPRした物件があると、目に留まりやすく興味を持ってもらえる可能性も高まります。

 

実際に、家具をレンタルした『ホームステージング』の写真を掲載した不動産会社のホームページは、その前の状態よりページビューも問合せ数も増えているといいます。

家具搬出前の部屋の片づけに合わせ、PR用の写真撮影を実施することをおすすめします。




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