中古マンションを購入し、全面的にリフォームを行いました。
基本的には、柱と梁、そしてどうしても撤去できない壁だけを残して、すべて改修しています。
今回は、その中で洗面所（洗面台）および脱衣所のリフォームについて、その状況と費用を紹介します。
マンション購入時の洗面所･脱衣所の状況
中古マンションとして購入した時の洗面所は、下の図のように幅（間口）約90cmの洗面台が配置されていました。
また、隣が浴室になっているため、その脱衣所を兼ねていましたが、タオルや着替え、あるいは洗濯物などを置く棚を配置するための十分なスペースはありませんでした。
洗面所･脱衣所のリフォーム計画
洗面所･脱衣所のリフォーム計画では、次のことを考えました。
- 洗面台を移動し、タオル･着替え･洗濯物などを置くための棚を配置して脱衣所としての十分なスペースを確保する。
- 現況の浴室の面積を約半分にしてシャワールームとし、浴室の洗い場だった部分に洗濯機置場を配置して脱衣所と一体的にする。
- 脱衣所にランドリーバーを配置し、洗濯後の洗濯物をその場で干すことができるようにする。
- 脱衣所の入口はロールスクリーンとし、普段は空けておくことにより開放的な空間とする。
なお、洗濯機置場は、元はキッチンの隣にありました。それを今回、シャワールームの隣へと移動させることにしています。
採用した洗面台
洗面台は、タカラスタンダードの『ファミーユ』を採用しました。
タカラは、傷や汚れに強いホーローを使った製品を特長としている会社ですが、ファミーユは、洗面台の表面部分はもちろん、内側もすべてホーローを使用しています。
もともと、キッチンやシャワーユニットでホーロー製品を使いたいと思っていたのですが、各社のショールームを回っている中で、やはり洗面台についても汚れにくく掃除がしやすいという面でホーローが優れていると判断したため、タカラの製品を採用することにしました。
洗面台の幅（間口）は、少なくとも現況程度の広さが欲しかったので、90cmのものを選びました。
また、洗面台の上部は、鏡の裏側が収納になっている三面鏡タイプのものを選びました。
ただ、洗面台を配置する部分には梁があり、梁下の高さが約190cmとなっていたので、三面鏡は、その高さに収める必要がありました。
しかし、タカラの既製品では、190cmに収まる三面鏡の幅（間口）は、75cmのものしかありません。
そのため、90cmの幅の洗面台の上に、75cmの三面鏡を乗せ、残りの15cmの部分はホーローパネルとし、そこにマグネットのティッシュボックスホルダーやペーパータオルホルダーなどを貼り付けるようにしました。
ティッシュやペーパータオルなどは、そもそも壁付けにしようと思っていたのですが、このホーローパネルのスペースができたことで、ちょうどうまく収まるようになりました。
ホーローパネルは、傷や汚れに強く、掃除しやすいという他に、磁石がつくという特徴もあるので、それを活かすことができました。
洗面所･脱衣所リフォームの状況
洗面台のリフォームのイメージは下のとおりです。
リフォームの結果、以下のような洗面所･脱衣所とすることができました。
- 洗面台の周りが広々として使いやすくなった。
- 脱衣所にタオル･着替え･洗濯物などを置くための棚ができ、また、脱衣所と洗濯機置場、洗濯物干場が一体化して便利になった。
- 普段はロールスクリーンを開けることにより、シャワールームの窓からの明かりが脱衣所や洗面所に差し込み、明るく開放的になった。
ただ、洗濯物を干すスペースについては十分な大きさが確保できているわけではないので、基本的には衣類だけをこの場所に干し、その他は乾燥機を使用するといったような使い方となっています。
ランドリーバーを配置するために脱衣所を比較的大きく取ったつもりではいたのですが、それでも干すことができるのは、洗濯物の一部となっています。
洗面所・脱衣所のリフォーム費用と工事期間
マンション全体のリフォームを行っているので、洗面所･脱衣所だけをリフォームする場合はこれより割高になると思いますが、全体リフォーム費用の中で洗面所に関わる部分だけを抽出すると、概ね30万円程度です。
シャワールームに関わる工事は含んでいません。
工事期間は、既存洗面台の等の撤去、床張り、組み立て、電気･給排水設備の接続などを含めて３日は要しています。
今回は、マンション全体のリフォームの一部として洗面所のリフォームを行いましたので、条件によって工事期間は違ってくると思います。
以上、洗面所･脱衣所のリフォームについて紹介しました。
参考）
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