浴室からシャワールームへのリフォーム/ユニット設置の費用と注意点

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浴室からシャワールームへのリフォーム/ユニット設置の費用と注意点 マンション

 

2年ほど前に中古マンションを購入し、全面的なリフォームを行いました。

その中で、浴室については浴槽を撤去してシャワールームに変更しました。

 

もともと、浴槽を使うことは少なく、シャワーだけの利用が多かったのですが、それであれば、浴槽の空間をもっと有効活用したかったというのが理由です。

浴室から浴槽を除いてしまえば、必要な面積は半分になり、あとの半分のスペースは、他の用途に有効活用できると考えたわけです。

 

しかし、浴室のちょうど半分の面積をシャワールームにしようと思っても、実際はそんなに単純な話ではありません。

一般的にシャワールームの製品(シャワーユニット)は、規格が決まっているため、都合良くそれぞれの現場に合ったサイズのものがあるわけではないからです。

その場に収まるサイズの製品を選ぼうとすると、思ったよりも狭いシャワールームしかできないということもあり得ます。

 

そこで、今回のリフォームでは、できる限り空間を無駄なく使いたいと思い、様々な製品を調べました。

そして、タカラスタンダードの『ぴったりサイズシャワーユニット』にすれば、現場の条件に合わせて無駄な空間をつくらずに施工できることがわかりました。

 

ここでは、その『ぴったりサイズシャワーユニット』を採用したリフォームについて紹介したいと思います。

 

一般的なシャワールームのつくり方(造作とユニット)

一般的な浴室の場合も、シャワールームの場合も、そのつくり方には『造作』によるものと『ユニット』によるものとがあります。

 

【造作】

造作』は既製品のユニットを利用せず、オーダーメイドでつくるものです。

造作した浴室の例

 

浴室づくりに強いこだわりを持ち、一から自分の好みに合わせて仕上げたい場合などに採用されます。

ただ、価格はユニットよりも高く、工期も長くなります。

また、ユニットのように工場で製作されたものが搬入されてくるわけではなく、すべて現場での作業になるので、防水面ではユニットほど緻密なものにはなりません。

特に、マンションの場合には階下への漏水の心配もあるので、完全に造作で浴室をつくるという例は、ほとんど見られません。

 

【ユニット】

一方『ユニット』は、メーカーが工場で製作した製品を現場で組み立てるものです。

ユニット浴室の例

 

造作よりも低価格で工期も短く、防水性にも優れていることから、マンションに限らず、戸建てにおいてもほとんどの場合にはユニットが利用されています。

 

なお、一部にユニット製品を使用しながら造作を行う『ユニットと造作の組合せ』といったつくり方もあります。

 

リフォームでシャワールームをつくる場合の条件

新築とは違い、リフォームの場合には、シャワールームの大きさや形状を自由に設定できず、既存の浴室の状況に合わせて配置を行わなければならない状況も多く発生します。

例えば今回のように、従来の浴室の半分の空間を使ってシャワールームをつくろうとすると、空間条件はかなり限定されます。

 

造作でシャワールームをつくる場合には、その場の大きさや形状に合わせて柔軟に対応することが可能ですが、ユニットの場合には、基本的に決まった規格のものを組み立てるだけなので、あまり融通が利きません。

一般的に、ユニット製品は直方体などの単純な形状をしているため、現場の形状に合わせて製品の形を変えるのは困難です。

そのため、現場に柱や梁があったり、壁や天井が斜めになっていたりする浴室の場合には、それらに接触しないサイズのものを選択する必要があります。

その結果、例えば下の写真に示すような整形ではない浴室の場合、考えていたよりも狭い空間のシャワールームになってしまうこともあり得ます。

ユニットで利用できる範囲の例

 

現場の形状に合わせてつくることのできるシャワーユニット

今回のリフォームでは、現況の浴室の半分の面積を最大限にシャワールームとして利用したかったため、できるだけそのサイズ合ったシャワーユニットを選びたいと思っていました。

そうした条件で各社の製品を調べてみると、唯一、ユニットでありながら現場の寸法や形状にピッタリ合わせることができる製品がありました。

それがタカラスタンダードの『ぴったりサイズシャワーユニット』です。

 

ぴったりサイズシャワーユニット』は、現場の寸法、形状に合わせてシャワールームをオーダーすることができる製品です。

ぴったり』とは言っても、実際には2.5cm刻みでの調整なので、ミリ単位までぴったりにすることはできませんが、最大限、無駄な空間をなくすことができる製品になっています。

 

今回の場合は、現況の浴室の半分の範囲という限定的な空間条件のほか、もともと浴室にあった窓もそのまま利用したいと思っていました。

そういった加工も、『ぴったりサイズシャワーユニット』では、問題なく対応することができます。

 

もともと、清掃のしやすさなどから水回りはホーロー素材が良いと思っていたので、ホーローの加工を得意とするタカラスタンダードにこういった製品があることは好都合でした。

ユニットでありながら現場の寸法や形状に合わせることができる製品は他にはなく、制約条件がある中でシャワールーム、あるいは浴室をリフォームする場合には、最適な製品なのではないかと思います。

 

浴室のリフォーム計画

リフォーム前の浴室及び脱衣所の状況とリフォーム計画は以下のとおりです。

 

リフォーム前の状況

リフォーム前の浴室は、マンションに良くある1.6m×1.6m程度のユニットバスで、その半分が浴槽、半分が洗い場でした。

リフォーム前の浴室の状況

 

脱衣所も1.6m×1.6m程度の広さでしたが、柱やPS(配管スペース)があるので、その分、狭くなっていました。

柱の隣に洗面台があり、実質的に残りの空間は通路となるため、着替えやタオルなどを置くことができるスペースは非常に限られていました。

 

また、洗濯物を干すためのランドリー空間をとるような余裕もありませんでした。

なお、リフォーム前の洗濯機置場は、脱衣所と離れたキッチン横にあったため、使い勝手はあまり良くありませんでした。

 

浴室をシャワールームにするにあたって

浴室をシャワールームにするにあたっては、浴槽はもちろん、その他の細かい部分についても、できる限りシンプル化しました。

一般的にも、近年では浴槽を利用しない傾向が高くなってきているようで、日本人の約半数は、入浴時にシャワーだけを利用しているということです。

 

もちろん家族の中に、お湯に浸からなければ気が済まないという人がいる場合は、リフォームの際にも浴槽は必要だと思います。

しかし家族中で、ほとんどシャワーしか使わない、あるいはシャワーだけでも良いという場合には、思い切って浴室をシャワールームにしてしまえば、リフォーム代もその後の光熱費も抑えられますし、浴槽がない分、掃除も楽になります。

自分の家でも、ここ数年は浴槽を使うことは少なくなり、シャワーだけで過ごすことがほとんどであったため、特に抵抗なく浴室をシャワールームに変更することを決めました。

 

また、浴槽以外でも、例えば浴室内のカガミなど、細かい部分ではありますが、ひとつひとつの機能について改めてその必要性を見直しました。

もちろん、シンプル化によってリフォーム費用を低減できるという効果もありますが、その後の清掃やメンテナンスなどの負担ができるだけ少なくなるようにしました。

 

リフォーム後の状況

リフォーム後の状況は下のとおりです。

 

リフォーム内容を改めて整理すると以下のとおりです。

  • 浴室となっていた空間の面積を約半分にしてシャワールームとした。
  • 浴室内の洗い場だった部分にキッチン横から洗濯機置場を移動してきた。
  • 脱衣所の天井にランドリーバーを配置し、ランドリー空間とした。
  • 洗面台のあった場所に タオル・着替えなどを置くための棚を配置した。

 

リフォーム費用

浴室からシャワールームへと変更した今回のリフォーム費用は、概ね60万円でした。

これがシャワールームではなく、浴槽付きで元の浴室の大きさのままリフォームを行っていた場合には、100~120万円程度になっただろうと言われています。

 

あまり考えずに現況を踏襲してリフォームしていたら、概ね倍近い出費になっていたところです。

実際、シャワールームにしたことで何の不都合もありませんし、ほとんど使わない浴槽を掃除する必要もなくなったので、体力的な負担も減りました。

 

なお、リフォームの際に採用する製品は、リフォーム会社から提示されるものの中から選ぶのではなく、自分自身で希望に合ったものを探した方が良いと思います。

リフォーム会社に『こういったものにしたい』という希望を伝えても、必ずしもその意図が正確に伝わるとは限りませんし、リフォーム会社が網羅的に各メーカーの製品に詳しいわけでもありません。

また、そのリフォーム会社にとって都合が良い(利益になりやすい)製品をすすめられる可能性もあります。

やはり、自分で情報収集することでしか、自身の嗜好にピッタリ合ったものを探すことはできないと思います。

 

そのためには、ショールームなどで実際に様々な製品を見て・触れて、気に入ったものを見つけ出すといったことが必要となります。

ショールームは、あくまで製品の展示・説明を行う場所ですので、押し売りをされることもありませんし、何度来場しても、その都度丁寧に対応して貰うことができます。

今回のリフォームでも、結果的には採用しなかった会社も含め、主要各社のショールームを何度も回っていますし、実際に採用したタカラのショールームだけでも3回は訪れています。

 

必ずしもリフォームの予定が決まっていなくても、様々な製品を見て回ること自体が楽しいですし、自分では気付けなかったことに気付けるチャンスでもありますので、リフォームを考える場合には、ショールームに行かない手はないと思います。

むしろ、リフォームが具体的になってからよりも、早い段階でいろんなものを見ておいた方が、プランの可能性が広がるのではないかと思います。



見て、触れて、納得。顧客満足度の高いタカラスタンダードのショールーム

 

以上、『ぴったりサイズシャワーユニット』を採用したリフォームについて紹介しました。

 

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