キッチンリフォームで床に無垢材を使用して良かったことと後悔の実例

マンションの全面リフォーム（リノベーション）を行い、その中で、床材については基本的に無垢のパイン材を使用しました。

水回りについては別の材料にすることも考えたのですが、できるだけ家の中の床材を統一したいと思い、結果的にはキッチン、洗面所、トイレについても他の部分と同様に無垢のパイン材を採用しました。

ここでは、キッチンに無垢材を使用し、実際に使ってみた状況について紹介したいと思います。

床材の選定

リフォームを行うにあたり、床、壁、天井などに使用する材料は、できるだけ自然素材のものを選択するようにしました。

そのため、床材については、当初から無垢材を使用することを前提としていました。

無垢材の種類は、比較的低価格で柔らかく温かみのあるパイン材を選択しました。

キッチンの床のリフォーム後の状況は、下の写真のとおりです。

リビングと一体的な床となっているため、シンプルでスッキリした感じになりました。

また、自然素材ならではの質感や素材感の心地良さ、そして柔らかさや暖かみが感じられます。

当初は、このままマットを敷かず、無垢の仕上げのまま利用したいとも思っていたのですが、やはり水ハネが気になるため、結果的にはキッチンマットを使用しています。

また、ビルトイン食洗機をシンクの真下に配置することにより、水が床に落ちることを防いでいます。

キッチンマットは、ニトリの『拭けるキッチン用フロアマット』を使用しています。

撥水加工がされていて、拭くことも掃除機をかけることもでき、また、洗濯機も利用できます。

キッチンマットを敷くことによって無垢材の意味が半減するような気もしますが、タイルのような冷たさやクッションフロアのようなベタ付きがないといったことに関しては、無垢材の機能は生かされています。

以前使っていたキッチンは、食洗機がシンクの真下ではなく、調理台の下にあったので、シンクから食洗機に食器などを移す際に、どうしても床に水が落ちてしまっていました。

しかし、今回のリフォームでは、食洗機をシンクの真下に配置したため、食器を移動する際に床に水が落ちるようなことはなくなりました。

特に、床を無垢材のような水に弱い材料とする場合には、ビルトイン食洗機はシンクの真下に入れるのが良いと思います。

キッチンの床を無垢材にするにあたり、水ハネを最も気にしていたのですが、食洗機をシンクの真下に配置した効果もあって、日常的に水が床に飛び散るようなことはなくなりました。

そもそも、食洗機を利用すること自体が、シンクで洗い物をしないという意味で水ハネ予防にはなっているのですが、その位置をシンク下とすることによってその効果はさらに高まったと言えます。

ただ、うっかりミスにより水を床に落とすことはあります。

これは水ハネというよりも、手に持っていた食器などから水が溢れてしまったり、調理台上のものをこぼしてしまったりといったものです。

どちらかというと、そういったうっかりミスの時の対策として、キッチンマットをなくすことはできないのだろうと思います。

また、まったく目立ちませんが、実際には細かい油ハネもしている可能性はあります。

そこも、キッチンマットが汚れを防いでいるのかもしれません。

キッチンの床を無垢材にリフォームして１年目ですが、良かったことを改めてまとめると、次のようになります。

一方、キッチン全体を無垢の床材にして、少しだけ後悔している部分もあります。

それは、上に物を置いてしまうような場所は、必ずしも無垢材である必要はなかったのではないかということです。

特に、冷蔵庫の下については汚れを防ぐためにポリカーボネートのマットを敷いたのですが、それであれば最初から汚れにくく掃除のしやすい床材にしても良かったという気がします。

次回リフォームする時の教訓にしたいと思います。

以上、キッチンに無垢材を使用し、実際に使ってみた状況について紹介しました。

なお、食洗機をシンク下に設置したい場合についてはこちらを参照下さい。⇒ シンク下に食洗機を入れたい場合